運動性能を、誇る。その技術力を築いたヨコハマの軌跡。
技術の粋を結集して戦うモータースポーツ。その最前線でのタイヤ供給を通じて、ADVANはつねに進化し続けてきた。そして、世界一過酷と言われるコース、ドイツの「ニュルブルクリンク」で開発されたADVAN Sport V105は、その高みにいる。
世界のサーキットで鍛え上げられ、欧州のプレミアムカーにも認められた高性能。ADVANは、ヨコハマのチャレンジ・スピリットを体現するブランドだ。
モータースポーツへのタイヤ供給
目次へ戻る熾烈な戦いが、タイヤを鍛えた。レースの歴史に刻まれたADVANの戦績。
1963年、ヨコハマは日本国内のモータースポーツにタイヤ供給を開始。そこで培われたテクノロジーをフィードバックし、1978年にADVANが誕生した。以来ADVANは数多くのレースシーンで輝かしい実績を挙げ続けている。またタイヤを供給するレースカテゴリーは、アジア最高峰のフォーミュラレース「スーパーフォーミュラ」へのワンメイク供給をはじめ、WTCRやスーパーGT、全日本ラリー選手権など多岐にわたる。
ADVAN モータースポーツ・ヒストリー
モータースポーツに育まれたADVANブランドが誕生。
1979年冨士GCシリーズのマイナーツーリング部門にADVANカラーのマシンが登場、デビュー戦で2位入賞。
1980年全日本F2選手権「鈴鹿グレート20レース」にADVAN装着車が参戦。
1983年ヨーロッパF3選手権にタイヤ供給を開始。また、この年よりF3となったマカオGPにコントロールタイヤ供給を開始。
1987年グループCによるスポーツカーレース・全日本耐久選手権で85年から3連覇を達成。
1988年全日本F3000選手権第6戦で優勝。
1989年この年で終焉を迎えるGCに初の全日本タイトルが懸けられ、チームADVANが3位入賞。
全日本ツーリングカー選手権ディビジョン2でタイトルを獲得。
1996年F3000は96年からフォーミュラニッポンに移行。第4戦で影山正美選手が2位表彰台を獲得。
ル・マン24時間レース プロトタイプクラスにTEAM ADVANとして参戦開始。
2006年FIAプロダクションカーラリー選手権(P-WRC)の開幕戦・ラリー モンテカルロで、ADVANランサーの奴田原文雄選手が優勝。第5戦のラリー ジャパンでも2勝目を挙げた。
歴史あるアメリカのパイクスピーク・ヒルクライム。そのEV(電気自動車)クラスで、ADVAN装着車が初参戦ながら初優勝を飾る。
2014年スーパーGT GT300クラスで、グッドスマイル初音ミクZ4が年間チャンピオンを奪還。
2015年スーパーGT第4戦の冨士GT500クラスで、KONDO RACINGのD'station ADVAN GT-Rが優勝を飾る。
スーパーフォーミュラにADVANレーシングタイヤのワンメイク供給を開始。
2017年スーパーGT GT300クラスで、グッドスマイル初音ミクAMGが年間チャンピオンに輝く。
ADVANブランドの誕生と進化
目次へ戻る先駆者であり続けるADVAN。独創的なスポーツラジアルタイヤを、続々と開発。
ADVANの名は、「前進する」という意味のADVANCEに由来する。スポーツラジアルタイヤとして新しいジャンルを切り拓いたADVANは、誕生以来、時代が求めるタイヤを続々と送り出してきた。2005年にはグローバル・フラッグシップタイヤとなるADVAN Sportを発表。現在に至るまで、数多くの高性能欧州車からOE承認を獲得し続けている。
歴代ADVANシリーズ
1978年
ADVAN HF
日本のタイヤとして初めてスポーツラジアルタイヤというジャンルを切り開いた。
1981年
ADVAN HF Type D
非対称パターンを採用したType D。ヨコハマの世界進出の契機となったタイヤ。
1988年
ADVAN GLOBA
新開発の非対称・方向性パターンにより、高評価を得たADVAN GLOBA。
1992年
ADVAN NEXUS
非対称・方向性パターンをさらに進化させた、ADVAN GLOBAの後継モデル。
1995年
ADVAN NEOVA
斬新なV字カットグルーブでコーナリング性能を強化し、さらに戦闘力を向上。
2003年
ADVAN Neova AD07
ADVAN誕生25周年として発表。速さだけでなく、クルマを走らせる楽しさを追求。
2005年
ADVAN Sport(V103)
グローバル・フラッグシップタイヤとして世界トップレベルの先進技術が投入された。
2009年
ADVAN dB
高性能ラグジュアリーカーのために生まれたADVANのプレミアムコンフォートタイヤ。
2013年
ADVAN Sport V105
モータースポーツの聖地、ニュルブルクリンクで生まれた新フラッグシップタイヤ。
2013年
ADVAN NEOVA AD08 R
ADVAN最強のストリートスポーツタイヤとして人気を集めたAD08の進化系。
2016年
ADVAN FLEVA
「楽しいハンドリング」をテーマにしたハイパフォーマンス・スポーティ・タイヤ。
2017年
ADVAN dB V552
ADVANにふさわしい運動性能を備えつつ、さらなる静粛性の向上に挑戦したタイヤ。
フラッグシップモデル、ADVAN Sport V105
目次へ戻るモータースポーツの聖地、ニュルブルクリンクで日本企業初のタイヤ開発。
今でこそ数多くの日本人や日本の企業が訪れる、ドイツのニュルブルクリンク・サーキット。しかしヨコハマがその地にガレージを設け、日本企業として初めてタイヤ開発をスタートさせた1980年代初頭は、日本でその名を知る人はほとんどいなかった。以来、この世界一過酷とも言われるコースで限界までタイヤを追い込み、その膨大なデータを蓄積・分析。たとえばADVAN Sport V105の開発では、実に年1,000セットものテストタイヤが試された。
ニュルブルクリンクとは
「魔物が棲む」とも称されるドイツ・ニュルブルクリンク。172の多様なコーナー、高低差約300mの激しいアップダウン、めまぐるしく変わる天候、石畳など、その全てがタイヤにとって「過酷な課題」となる。ADVANの開発においては、ここで時速300kmという超高速での安定性、制動性能、静粛性、乗り心地などの評価・分析を重ねていく。
欧州プレミアムカーのOE承認獲得
目次へ戻る欧州プレミアムカーの新車装着タイヤとして採用。それは、信頼と高性能の証。
アウディ、ポルシェ、メルセデス、ベントレーなど、世界を代表する自動車メーカーが新車に装着するタイヤには、非常に高い性能が求められる。その承認を得るにはいくつもの高いハードルをクリアしなければならない。ヨコハマは1992年にYOKOHAMA A008Pをポルシェの新車装着タイヤとして納入して以来、数多くの欧州プレミアムカーからOE承認を獲得してきた。現在もADVAN Sport V103やV105が、欧州を中心に世界で続々と新車装着タイヤに採用されている。
新車装着タイヤ 採用実績
AUDI | A7/A6/S8/Q7/TTS/TTRS(Audi Sport) |
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BMW | M5/X3/X4/X5 |
PORSCHE | 911/718 Boxster/718 Cayman/911 Carerra4 (997)/Panamera/Cayenne |
MERCEDES-BENZ | A-Class/C63 AMG/ML63 AMG/C-Class/CLS-Class/S-Class/SL-Class/SLK-Class/AMG G-Class/AMG-E43 |
LOTUS | Elise 111R/Exige 240R |
BENTLEY | Continental GT/Continental GTC/Continental Supersport |