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低燃費タイヤとは

低燃費タイヤのラベリング制度

2010年1月より、JATMA(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)が業界自主基準として策定、展開しています。
タイヤ購入時に低燃費タイヤの性能が、ひと目で分かるようにグレード(等級)分けをラベル表示したものが、ラベリング制度です。

低燃費タイヤの等級

等級制度(グレーディングシステム)により、「転がり抵抗性能」の等級がAAA・AA・A、「ウェットグリップ性能」がa・b・c・dに該当するものが「低燃費タイヤ」となり「低燃費タイヤ統一マーク」が表示されます。

●転がり抵抗とは走行中にタイヤが損失するエネルギーであり、転がり抵抗係数はタイヤへの荷重に対する転がり抵抗の比率です。
●転がり抵抗係数はJIS D4234:2009(ISO28580)を用いて測定しています。
●ウェットグリップ性能は路面が濡れた状態でのタイヤのグリップ力(制動時のグリップ力)でありEU規則Wet Gripグレーディング試験法(案)[TEST METHOD FOR TYRE WET GRIP GRADING(C1 TYRES)]を用いて測定しています。
●転がり抵抗及びウェットグリップ性能は空気圧や溝深さ、および使用条件等によって異なります。
●タイヤの転がり抵抗の低減は、一般的には車両燃費の改善に寄与しますが、その低減幅は実車燃費の改善率を示すものではありません。

どうして「ウェットグリップ性能」も関係あるの?

一般的に、転がり抵抗とウェット制動距離の相関関係は相反するもので、タイヤの転がり抵抗を低減(小さく)すれば、濡れた路面での制動距離は伸びる(悪化)傾向にあります。そこで、安全性を考慮する上で「ウェットグリップ性能」が「ラベリング制度」の評価基準に盛り込まれたのです。

燃費への影響

タイヤの転がり抵抗が小さければ、それだけ少ない燃料で長く走ることができます。タイヤが実際の燃費にどのように影響を与えるのか試算したデータがありますが、それによると一定速度走行時には加速抵抗が減少するため、タイヤの燃費に対する寄与率がもっとも高くなり、一般市街地走行においても寄与率が7〜10%となっています。仮にタイヤの燃費への寄与率を10%とした場合、転がり抵抗を20%低減したとすれば、燃費は2%向上することになります。