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ランフラットタイヤとは

ランフラットタイヤとは

ランフラットタイヤとは、タイヤ側面を補強することでパンクなどにより空気が抜けた状態でも変形を抑えて一定距離を一定の速度で走行できる構造を持つタイヤのことです。万が一パンクしても、修理工場まで走行できるようにすることで、路上でのタイヤ交換作業による危険を解消するだけでなく、スペアタイヤが搭載不要になることで車両軽量化、車内外のデザイン向上に貢献します。

ランフラットタイヤの仕組み

ランフラットタイヤは、空気圧がゼロになっても、サイドウォール部の内側に補強ゴムを備えることで、重量を支えて一定距離走行することができます。


ランフラットタイヤの識別

ランフラットタイヤと普通のタイヤは、一見すると全く同じタイヤに見えます。識別するために、ランフラットタイヤには以下の刻印があります。

空気圧ゼロの状態で走行できる距離

ランフラットタイヤは、空気圧がゼロになった状態でいつまでも走り続けることができるわけではありません。ISO技術基準に基づいた試験条件では、「80km/h以下で80km」まで走行できるタイヤとされています。実際の走行可能距離は商品によって異なりますので、必ず説明書をご確認ください。


タイヤプレッシャーモニタリングシステム

ランフラットタイヤは、空気圧がゼロになってもしばらく走行できるものですが、万が一パンクをしても、パンクしたことに気づきにくくなってしまいます。そこで、ランフラットタイヤは、タイヤ内の空気圧の状態を運転席で把握できるタイヤプレッシャーモニタリングシステムをセットで使用することになっています。タイヤ内部に取り付けたセンサーが、空気圧の低下を運転席に警告して知らせます。