THE YOKOHAMA RUBBER
RECRUITMENT

営業系社員対談

日本で、世界で。
横浜ゴムの最前線に立つ
単に商品を売るだけが「営業」の仕事ではない。
販売店を通じて国内外に横浜ゴムのタイヤを届けるのも、その一つだ。
国内と海外で活躍する営業社員2名に、仕事内容や醍醐味について語ってもらった。
国際関係学部 国際関係学科 卒
2012年 新卒入社
タイヤ海外営業部 営業2課
静岡県でサッカー少年として幼少期を過ごし、高校もサッカー強豪校で汗を流す。現在は趣として仲間たちとフットサルを楽しむ。
I.M.
文学部 地理学科 卒
2019年 新卒入社
タイヤ国内リプレイス消費財第一営業部 営業2課
学生時代は自動車部に所属し、ドライバーとしてモータースポーツに夢中に。今も趣味はドライブで、休日はマニュアル車を軽快に乗りこなす。
K.R.
自分が望む世界を実現できる会社
本日はよろしくお願いします。
お二人は同じ部署だったことがあるそうですね。まずはご自身の就職活動と、横浜ゴムを志望した理由を聞かせてください。
Iさんがタイヤ国内リプレイスにいたのは、私が入社2年目の頃なので、2020年ですね。半年ぐらい一緒にお仕事をさせていただいて。
そうだったね。私は入社当時からずっと海外営業部だったから、上司から「国内の仕事も経験した方がいい」と言われて異動しました。短い間だったけど、とても勉強になった。
今日は久しぶりにお会いできて嬉しいです。
Kさんはどうして横浜ゴムを志望したの?
一番の理由は、車に興味があったからです。父の影響で車が好きになって、学生時代は自動車部でモータースポーツをやっていました。ジムカーナとか、ダートトライアルとか。ドライバーとして競技会でタイムを競っていました。
すごい。そういう競技だと、やっぱりタイヤも重要になるよね。
はい。自動車部品の中で、タイヤだけが唯一地面と接していますからね。車の性能を左右する大事なパーツなので、タイムへの影響も大きいです。部活の先輩にいろいろ教えてもらいながら、タイヤの種類を選んだり、空気圧を変えたりしていました。
就職活動でも自動車関連を中心に?
そうですね。完成車メーカーなど複数受けましたが、横浜ゴムが第一志望でした。自動車部品の中でも、とりわけ興味があったのがタイヤでしたし、何より「ADVAN」は憧れのブランドだったので、こんなかっこいい会社で働けたらいいなと思って。
逆に、私は「ADVAN」をまったく知らなかった(笑)。当初は商社を中心に就職活動をしていたくらい。
そこからどうして横浜ゴムに?
学生時代は国際協力に興味を持っていて、アフリカへボランティアに行きました。現地ではトラックで物資を運ぼうにも、タイヤの故障に悩まされる車ばかり。社会に欠かせない車にとってタイヤがいかに重要なパーツであるかを認識しました。もっと品質が良いものを届けられたら現地に貢献できるのに、と考えたとき「海外に物を届けるなら商社だ」と、就職活動では商社を軸にしました。ところが、ある商社の面接でこの話をしたら「I.M.くん、タイヤメーカーも受けてみたらどう?」と横浜ゴムを勧められて。
商社の面接で横浜ゴムを知ったんですか!
そう(笑)。ヨコハマタイヤというブランドは知っていましたよ。でも横浜ゴムと言われても当時の私にはピンと来ませんでした。調べてみると、当時横浜ゴムはロシアに工場を建設した直後で、海外ビジネスにも積極的に取り組んでいる会社だと分かった。それなら自分が望む世界を実現できるかもしれないと話を聞いてみる気になって、今に至るという感じですね。
お客様とのコミュニケーションから本質を見極める
現在の仕事内容を教えてください。
私が所属するタイヤ海外営業部では、営業担当がそれぞれ担当国を持ち、現地の代理店に営業活動を行っています。私の仕事はいわゆる販売促進です。「現地でこういう活動をしてください」「この販路を開拓しましょう」といった提案や施策をつくるのが私の主な役割です。日々の代理店とのやりとりは基本的に各営業担当が行いますが、テレビ会議をすることもありますし、現地に行く機会も多いです。
国ごとにタイヤの需要も異なりそうですね。
うん。海外営業部では乗用車やトラック、バス向けのタイヤを主に扱っているけど、その国の道路状況やそこに住む人々の志向によって、求められる性能が多岐にわたる。現地に行ってお客様と話をしてみると、「こういう状況だからこれを売りたいのか」と気付くことも多い。何度か商談で訪れるうちに、自分が担当したタイヤを履いた車を街で見かけるようになると営業の醍醐味を感じますね。
分かります。「あのタイヤを使ってくれる人がいるんだ」と嬉しくなりますよね。
Kさんは、引き続きリプレイス用タイヤを扱っているんだよね?
そうですね。タイヤの履き替えが必要となった際に新しく装着するタイヤ、いわゆるリプレイス用タイヤの販売を行う部署です。中でも私は、国内のタイヤ専門店を対象にした販促業務に携わっています。ヨコハマタイヤジャパンをはじめ、全国各地の販売会社にキャンペーンなどを提案して、「こういう企画をやるからお客様に案内してほしい」とお願いしたりしています。販売施策を立案して提案するという意味では、Iさんの今の仕事と似ていますね。
確かに。私が国内リプレイスにいたときはカーディーラーのお客様を担当していたけど、今思うとお客様との距離が近くて、いろいろな情報が入って来やすいのは国内営業の面白さの一つだったな。
特に直営店だと、お客様のリアルな反応が分かりますね。キャンペーンの景品が好評だったとか、逆もありますけど……(笑)。その反応を次の仕事に生かしながら、お客様だけでなく販売店側にも分かりやすい施策を考え、大なり小なり目に見える形で結果が出ると嬉しいです。
自社製品の魅力が伝わるまで、チャレンジを続ける
これまでで印象深かった仕事は何ですか?
海外の販売代理店には、タイヤ業界に20年も30年も関わってきたベテランがたくさんいらっしゃいます。新人の頃、担当していた国の代理店にもベテランの方がいて、交渉に行っても「勉強不足だ」と話を聞いてくれなかった。そこで、その国のマーケットを深く理解するために“市場調査”をしました。
市場調査?
代理店の方に通訳に入ってもらって、現地のタクシーの運転手に「ヨコハマタイヤについてどう思うか?」とヒアリングしたり、設計担当を現地に連れて行って、路面の状態を見てもらったりもしたよ。
すごい! 自分の足で情報を集めたんですね。
諦めずに何度も現地へ出張して話をするうちに、徐々にその人も心を開いてくれて、ビジネスの提案ができるようになった。国の担当を離れるときは「こんなに会いに来てくれた担当者は初めてだ」と握手をしてくれた。嬉しかったな。社内の人を巻き込みながら仕事を進める醍醐味を感じた出来事です。Kさんは、印象に残る仕事ある?
タイヤ専門店は40代以上の男性客が多いので、新たな客層を呼び込もうと、女性やファミリー層を狙ったキャンペーンを企画しました。Web申し込みで抽選にしたのですが、想定を大きく下回る応募数になってしまって。
それは残念。何があったの?
販売店の業務フローとWeb申し込みの相性が悪くて、お客様には手順が複雑なものになってしまったんです。そこで、応募用紙での申し込みに見直したところ、販売店側もお客様に勧めやすくなり、最終的に前年の4倍近い申し込みをいただきました。新しい仕事に失敗はつきものですが、その失敗から改善点を見つけて次につなげれば、より良い仕事ができるのだと実感しました。
横浜ゴムがチャレンジに寛容な社風なのも大きいかもしれないね。「やってみよう」という精神がないと、新しいことはできないから。
そうですね。今の部署は、多少斬新な企画でもやらせてもらえますし、うまくいかないときは一緒に原因や対策を考えてくれます。「ちゃんと見守ってもらっている」という安心感は、すごく感じていますね。
これからも営業の醍醐味を噛み締めて
最後に今後の目標を教えてください。
販売の最前線と関わる業務を通じて、お客様が求めていることは何か、自社製品を選んでもらうために必要なことは何かを、もっと吸収していきたいです。ここで蓄えた知識や経験を生かして、製造の現場と関わる部署でも働いてみたいと思っています。メーカーですから、いずれは「モノづくり」に近いところにも携わりたいですね。
今の販売促進の仕事も好きですが、やっぱり現地での仕事にチャレンジしてみたいですね。将来的には海外拠点で、仕事ができたらと思います。自社製品を深く知った上で、自分の言葉でその魅力をお客様に伝えられるのが、メーカーの営業職の醍醐味ですから。
特にタイヤは、大半の人にとって差が分かりづらい商品ですしね。洋服や家電なら色や見た目が全然違うのに、タイヤはどのメーカーも黒くて丸い(笑)。だからこそ、いかに選んでもらえるか勝負ですよね。
今日はKさんとお話しして、国内営業と海外営業に通底するものを感じられたよ。国内の仕事を一度経験できたのは、自分にとって良かったんだと改めて思った。
私もお互いの仕事の似ているところや、海外営業だからこそのやりがいを知ることができて良かったです。海外で営業活動をするのも面白そうだなと。
大歓迎です!
いや、でも英語が苦手なんですよね……(笑)
大丈夫!(笑)
貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。今回のお話を通して感じたのは、営業とは単に物を売る仕事なのではなく、いかに製品の魅力を伝え、お客様のもとに届けるかを考える、クリエイティブな仕事でもあるということ。国内と海外、それぞれの難しさとやりがいを覚えながら、横浜ゴムを世界に広めていきたいという意志を強く感じました。
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