THE YOKOHAMA RUBBER
RECRUITMENT

材料・研究開発系社員対談

知見を交わし、
まだ見ぬ価値を生み出す
横浜ゴムといえば「タイヤ」をイメージするだろう。
しかし原材料の研究や解析など多岐にわたる仕事がある。
今回それぞれの職種で活躍するお二人に、仕事内容ややりがいについて聞いてみた。
工学研究科 応用化学専攻 修了
2021年 キャリア入社
研究先行開発本部 材料解析研究室
子どもの頃からゲームが好きで、将来の夢は「ゲームの先生」。今でもジャンル問わず最新作を楽しむ。運動不足を補うために休日は妻と散歩も。
K.T.
理工学部 物質応用化学科 卒
2023年 新卒入社
タイヤ第一材料部
学生時代に筋トレにハマり、今でもジムで体を鍛える。社会人になってからゴルフを始め、休日は同期とコースを巡る。
T.N.
自分のスキルを生かせる会社
まずはお二人が横浜ゴムを志望された理由を教えてください。
今日はよろしくお願いします。はじめまして……ですよね?
こちらこそよろしくお願いします。はじめまして、ですね。でもNさん、タイヤ第一材料部ということは同じフロアですね。
多分どこかですれ違っているとは思います(笑)。Tさんはどうして横浜ゴムを志望されたんですか?
横浜ゴムにはキャリア採用で入社しました。前職は印刷業界です。会社としてはさまざまな印刷製品を扱っていましたが、私がいたのは電子基板の製造工程に用いられる金属部材を製造する部署でした。学生時代の専攻が有機化学だったので、化学の知見を生かせると思い入社しました。そこで生産技術の仕事に携わり、プログラミングや統計学の知識を身につけました。やがてそれらの分野をメインに仕事をしたいと思い、転職活動を始めました。
そこからなぜ横浜ゴムに?
メーカーを中心に転職先を探す中で「材料開発にデータサイエンスを活用する」という内容の求人を見つけました。それが横浜ゴムです。主力製品であるタイヤは化学が基盤になっているし、データサイエンスには統計学が欠かせません。ここでなら学生時代と前職での経験を生かせると思い、入社を決意しました。Nさんは、どうして横浜ゴムに?
大学で無機材料を研究していたので、化学の知見を生かせる業界に行ければと考えていました。化学関連の就職先には材料メーカーなども多いです。でも私には「自分の仕事の成果を目に見える形で残したい」という気持ちがありました。なので漠然と自動車業界がいいなと。
そして横浜ゴムが候補になったわけですね。
そのあとはさまざまな会社を調べ、説明会や座談会にも参加しました。中でも横浜ゴムは社員の雰囲気がとにかく温かく、それが印象的で。先輩社員の人柄に惹かれたのが、入社の決め手ですね。
分かります。私も入社してみて、前職以上に組織の風通しが良いなと感じています。横浜ゴムは歴史のある会社なので、正直入社前は「ちょっと堅そう」と思っていましたが、嬉しい誤算でした。Nさんは、入社前後でイメージギャップはありましたか?
私は学部卒ですが、技術系入社の同期はほとんど大学院卒です。最初は「周りは優秀な人ばかりなのでは」と不安でした。でも実際に仕事が始まってみると、そこまで差を感じることはありませんでしたね。会社に入ってから学ぶことが多いからだと思います。ただ、特定の分野における知識の深さや、一つのことを突き詰める姿勢には、やはり「流石だな」と刺激を受ける場面が多いです。
簡単ではないからこそ、大きな達成感がある
現在の仕事内容について教えてください。
私が所属する材料解析研究室は、ゴム材料に関わる技術開発を幅広く担う部署です。その中で私は材料開発の効率化を推進しています。材料開発や生産に携わる技術者が抱えている課題をヒアリングし、一緒に解決策を考えながら、それをプログラムで実現していきます。それまで手作業で行っていた解析業務を効率化したり、AIを使って生産プロセスを最適化したりなど、内容はさまざまです。
幅広い工程に関わるんですね。覚えないといけないことも多そう。
大変な場面もありますが、やりがいに感じることの方が多いです。取り組む課題や解決策は毎回異なり、飽きることがありません。年単位の開発になることもあるので、形になったときは本当に感慨深いですね。技術者の方から「助かりました」と感謝の言葉をもらうと、自分が役に立てたことを実感します。Nさんは、どんなお仕事を?
タイヤ第一材料部では、タイヤの原料の品質管理や評価・開発を行っていて、私は補強材を担当しています。補強材はタイヤの「骨格」とも呼ばれ、荷重や圧力に耐える役割を持つ部材です。私は繊維補強材チームに所属し、タイヤに使用される繊維補強材原料の開発などを行っています。繊維の構造や撚り(より)方などによって性能が大きく変わるため、さまざまな視点で考えながら仕事に取り組んでいます。
なるほど。性能について設計部門と話すこともあるでしょうし、仕事で関わる人も多いのでは?
そうですね。国内外の原料メーカーとディスカッションする機会もありますし、原料の手配を調達部門に依頼したり、工場に実際の使用感を確かめてもらったりなど、関係者は多岐にわたります。多くのプロセスを経ているからこそ、原料が採用されたときの達成感はとても大きいですね。
広い視野を持って“モノづくり”に携わる
これまでの仕事の中で、印象に残るエピソードについて教えてください。
入社1年目のとき、「ゴムのスペクトル解析を自動化したい」という依頼を受けました。データ解析用のプログラムを開発し、実際に運用する直前まで進んだのですが……。新たな測定機器が導入されたことで、そのプログラム自体が不要になってしまいました。
プログラムを修正して対応するわけにはいかなかったんですか?
解析の手法自体がまったく違うものになったので、再利用ができなくて。開発には1カ月ほどかかりましたが、結局一度も使われませんでしたね。もちろん、新しい測定機器でより多くの情報が得られるようになったので、組織としては前に進んでいます。
とはいえ、開発したプログラムが使われないのは悲しいですね……。
そうですね。でも良い教訓になりました。もっと依頼者や関係者から情報を集めていれば、「他にどのような解析手法や測定装置があるのか」といった背景を踏まえた上で、より良い解決策を提案できていたかもしれません。目の前の課題を解決することばかり考えず、全体を俯瞰する視点を持つことの大切さを学び、私にとっては良い経験になりました。
「新たな視点を持つ」という意味では、私のエピソードも共通しているかもしれないです。今の部署に配属されて1年ほど経った頃、工場研修がありました。三重工場で3カ月、生産業務を経験しました。
私たちは平塚製造所に勤務しているので、工場の様子を詳しく知る機会は貴重ですよね。
補強材の開発では、工場に試作品の評価を依頼することがあります。工場研修では依頼を受ける側として、実際に評価を実施したのですが、人員確保や生産ラインの割り当てなど、各方面への調整が想像以上に多くて……。逆の立場に立ってみることで、改めて工場側の考えや動き方を理解することができました。
平塚製造所でタイヤづくりの工程をある程度理解した上で、実際に工場で生産現場を目の当たりにするわけですから、仕事の実感も変わってくるでしょうね。
はい。「これって、こういうことだったのか」と気づく場面も多かったです。研修から戻ってきてからは、工場側の事情を踏まえた上で評価を依頼するように心がけています。
スペシャリストを目指して
最後に今後の目標を教えてください。
タイヤ用補強材のスペシャリストになりたいです。横浜ゴムの補強材において、再生可能な原料の積極的な活用や、繊維の強度向上と軽量化の両立など、トレンドに沿った技術開発が強みです。今後も時代のニーズを捉えた開発に携わりたいです。また、繊維補強材だけでなく金属補強材などの知見も深めて、チームを引っ張るような存在になれたらと思っています。
私の目標は、「良い提案」と「解決策の実行」ができるエンジニアになることです。多種多様な課題に対して最適な提案を行うには、解決策の“引き出し”をたくさん持つ必要があります。最新技術をキャッチアップし、実務を通じてデータ解析スキルを磨くことで、会社の利益に貢献できればと考えています。
今日はお話しできてよかったです。ちなみに、タイヤ第一材料部から依頼が来たことはありますか?
ありましたよ。ゴムの配合情報から物性を予測するシステムを使ってもらっているはずです。
そうなんですね! そのうち、私もTさんにお願いすることがあると思います。そのときはよろしくお願いします!
ぜひご相談ください!
貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。今回のお話を通じて改めて思うのは、仕事は決して一人ではできないということ。社内外のコミュニケーションを大切にし、お互いの知見を交わすことで、新たな価値を生み出せるのだと感じました。これからも、横浜ゴムの新たな可能性を切り拓いていってください。
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