これからの横浜ゴム
個人投資家の皆さま向けに横浜ゴムのことをわかりやすく紹介します。
横浜ゴムは2021年度から2023年度までの新中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)をスタートしました。
「YX2023」の意味
「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」の「Y」はヨコハマ、「X」はトランスフォーメーションを表し、横浜ゴムを「深化」と「探索」で「変革する」という意味を込めています。「YX2023」では、当社が強みとして持っている既存事業の「深化」と100年に1度の大変革期である市場変化の取り込み、つまり「探索」を同時に推進します。

「YX2023」の成長戦略
タイヤ消費財戦略
高付加価値品の比率を最大化
「高付加価値商品比率最大化」を掲げ、ウルトラハイパフォーマンスタイヤ、SUV・ピックアップトラック用タイヤ、ウィンタータイヤの3つのカテゴリに注力し、当社の「ADVAN」「GEOLANDAR」「ウィンタータイヤ」の販売を「深化」させます。これにより、「ADVAN」「GEOLANDAR」「ウィンタータイヤ」の構成比率を現在の40%から50%以上に引き上げます。
タイヤ生産財戦略
市場変化を取り込み、事業をさらに強化
CASE、MaaSなど大きな市場変化の取り込みとして新たな提供価値を「探索」し、「コスト」「サービス」「DX」「商品ラインアップ」の4つのテーマに取り組みます。またOHT(オフハイウェイタイヤ)事業、TBR事業の強化に取り組みます。
MB戦略
成長性・安定性の高いポートフォリオへの変革
強みであるホース配管事業と工業資材事業にリソースを集中してMB事業の成長を牽引し、安定収益を確保できる体制を構築します。航空部品事業は構造改革を断行し、時代に見合った事業展開を目指します。
経営基盤の強化
「人事戦略」「ESG経営」
「人事戦略」は人事制度の変革による経営・管理職層のレベル強化や環境変化に迅速に対応できる強い組織作り、従業員の働き方改革などを推進します。「ESG経営」はCSRスローガン「未来への思いやり」の下、今後も環境に配慮した製品の提供に努めるとともに、カーボンニュートラルを達成する取り組みや地域社会に根差した支援活動を推進します。また、コーポレートガバナンスのさらなる強化と安心・安全で働きやすい職場作りを目指します。
「YX2023」の財務目標
画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます
売上収益 | 7,000億円 |
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営業利益(率) | 700億円(10%) |
D/Eレシオ | 0.4倍 |
ROE | 10% |
営業キャッシュ・フロー | 2,500億円(3年間累計) |
設備投資 | 減価償却費範囲内(除く戦略投資) |