横浜ゴムは1992年に企業理念を制定しました。企業理念は「基本理念」「経営方針」「行動指針」「企業スローガン」からなり、「基本理念」は将来に向けて横浜ゴムが一貫してこだわり続ける目指すべき姿、「経営方針」は経営陣が自らに約束する経営の基本姿勢、「行動指針」は従業員一人ひとりが自らに課す行動規範です。 2006年には、中期経営計画「グランドデザイン100(GD100)」を策定、2017年に売上高1兆円のグローバルカンパニーになることを明言しました。そして基本方針には国際社会からの期待と要請を強く認識し、「トップレベルの環境貢献企業になる」「高い倫理観を持ち、顧客最優先の企業風土を作り上げる」を掲げ、CSR重視の姿勢を打ち出しました。2008年には社内の組織にCSR本部を設置し、CSR経営ビジョンを社内外に公表しました。「社会からゆるぎない信頼を得ている地球貢献企業になる」というビジョンには、「Corporate Social ResponsibilityのRを『責任(Responsibility)』ではなく『信頼(ReIiability)』と言い換えよう」、「なじみある言葉で理解し日々の行動につなげよう」という意思がこめられています。
企業理念(1992年制定)
基本理念
心と技術をこめたモノづくりにより、幸せと豊かさに貢献します。
経営方針
行動指針
企業スローガン
「すごいをさりげなく」
CSR経営ビジョン(2008年制定)
社会からゆるぎない信頼を得ている地球貢献企業になる
CSR行動指針
中期経営計画「グランドデザイン100(GD100)」(2006年制定)
GD100のビジョンと基本方針
創業100周年にあたる2017年度に企業価値・市場地位において、独自の存在感を持つグローバルカンパニーを目指します
長期財務目標(2017年度)
売上高:1兆円 営業利益:1,000億円 営業利益率:10%
基本方針
環境GD100(2006年制定)
基本方針
経営方針に示された「社会に対する公正さと、環境との調和を大切にする」を規範として、トップレベルの環境貢献企業になる
グローバル・コンパクトと7つの重点課題
国内外の子会社を含む全横浜ゴムグループは、国連グローバル・コンパクトの10原則を行動指針とし、ISO 26000 の7つの中核主題に沿って、PDCA(Plan- Do-Check-Act)を回しています。
国連グローバル・コンパクトの10原則
人権
労働
環境
腐敗防止
ISO26000「7つの中核主題」
CSR・環境経営推進体制
社長が議長を務めるCSR会議、CSR本部長が議長を務める環境推進会議をそれぞれ年に2回開催し、グループが取り組むべきCSRの課題について立案・検討する体制を整えています。CSR会議、環境推進会議では、7つの重点課題に沿ったCSR 活動のパフォーマンスを評価し、次年度の改善に結び付けていきます。また、世界の全拠点で、高質で同質の環境経営を行うことを目指し、海外全生産拠点の経営責任者によるグローバル環境推進会議を年1回開催しています。また、海外では地域の事情を反映するため、エリアごとの管理者を集めた環境会議を2014年から開催しています。