事業基盤の構造改革にも意欲的に取り組んでいます。
タイヤ部門は昨年7月、本社国内リプレース部門、タイヤ販売会社18社、マーケティング会社1社をひとつに統合した「ヨコハマタイヤ・ジャパン（YTJ）」を設立しました。これは再編の第一弾で、最終的には卸会社であるYTJ、PCリテール会社、TB販売会社の3社体制に集約する計画です。2011年度までに実現する計画で、本年度も引き続きその準備に向けて取り組んでまいります。

MB部門は昨年6月、販売、技術、生産の機能別組織と、製品事業管理に責任を負う3つの事業担当を置いたマトリックス組織に再編しました。そして今年10月には、国内市場における競争力の強化と経営効率の向上を目指し、本社国内販売部門と販売会社8社との統合による「横浜ゴムMBジャパン」を設立します。

2006年度に開始したムダ取り活動は、この4年間で約340億円もの改善効果を生み出しました。経費削減だけでなく環境面への貢献度も高いことから、従業員のムダ取り意識は着実に定着してきています。今後もムダ取り活動を当社の企業文化として育成してまいります。