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2009年度の事業環境は、2008年の世界規模での市場低迷が継続する厳しい状況の中、幕を開けました。その後、中国を含む新興国の高成長により世界経済は回復基調にありますが、11月には中近東での信用不安が世界同時株安の引き金となり、それに続いて為替円高が起きるなど、先行き不透明感を残しながらの緩慢な景気回復状況にあります。 タイヤ業界では、国内市販用の需要は降雪の影響もあり下期に伸びたものの、年間ではほぼ前年並みとなりました。新車用は期後半には自動車生産台数の回復により持ち直しましたが、年間では前期を下回りました。海外需要についても、新興国の一部の地域では堅調でしたが、世界同時不況の影響が継続しており、全体では前年割れの状況となりました。 MB事業では、期後半からの自動車、建設機械の増産によりホースや自動車用シーリング材などは回復傾向にありますが、年間では前年を下回りました。 原材料に関しては、2008年12月の安値から昨年の夏以降天然ゴムの高騰が続き、今年4月には最高値の更新が続きました。原油価格も高止まりの状況にあり、今後も厳しい状況が続くものと思われます。 |
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