横浜ゴム（株）（社長：冨永靖雄）は、レーシングカートタイヤの新商品「ADVAN Racing Kart SL02（ドライ用）」を12月25日から発売、「ADVAN Racing Kart SL03（ウェット用）」を2003年1月15日から発売する。発売サイズは「SL02」が4.5×10.0-5（フロント）、7.1×11.0-5（リア）、「SL03」が4.0×10.0-5（フロント）、6.0×11.0-5（リア）で価格はオープンプライス。
「ADVAN Racing Kart SL02」は、従来品（SL86）をベースに開発した新コンパウンドや新プロファイルを採用し、ドライ路面での優れたグリップ力と高い耐久性の両立、トラクション・ブレーキ性能、コーナリング性能の向上を実現した。一方、「ADVAN Racing Kart SL03」は、初期グリップを重視しながらウェット路面で十分なグリップ持続性を発揮するコンパウンドを採用。トレッドパターンは、半乾き路面からヘビーウェットまで幅広く対応できるブロック配列としたうえで、偏摩耗の抑制やコーナリング性能の向上を図った。両タイヤとも、駆動力のかかるリアタイヤには、発熱による外径変化を抑制するポリエステル材のカーカスを使用し、連続走行時の熱ダレや膨張を防止している。また、走行中にグリップ限界を超えた時に生じる急激な性能変化を抑制している。
レーシングカートは、国際大会があるほか、日本ではJAF公認の全日本選手権や地方選手権などがあり、トップレースでの活躍をめざす多くの若者が参戦している。