ニュースリリース

奴田原選手のADVANランサーが今季3勝目

プロダクションカー世界ラリー選手権、シリーズチャンピオンが射程圏に

2006年09月26日

  • モータースポーツ

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)のADVANレーシングタイヤを装着した奴田原文雄選手の「ADVAN PIAAランサー」が、2006 FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)第6戦のキプロスラリーで優勝を果たした。モンテカルロ、ジャパンに続く今季3度目の勝利で、シリーズポイントでトップとの差を一気に縮め、シリーズチャンピオンが射程圏に入ってきた。

ラリーは9月22日から3日間、地中海に浮かぶキプロス島南西部のリゾートタウン、リマソルをベースに行われた。ステージのほとんどは岩の散乱する曲がりくねったマウンテンロードを走るため、シリーズ中屈指のサバイバルラリーで知られる。他チームのコースオフが続出するなか、奴田原選手の「ADVAN PIAAランサー」は安定した走りで首位を勝ち取り、ADVANレーシングタイヤの高い戦闘力をアピールした。

P-WRCはWRCと共催されるラリー選手権で、年8回開催されるシリーズ戦。WRCに参戦する車両に比べ改造範囲が厳しく制限され、より市販車に近いマシンで競われる。横浜ゴムの参戦は三年目で、昨年に続きADVAN-PIAA RALLY TEAMとパートナーシップを組む。奴田原選手は赤と黒のADVANカラーのランサーエボリューションで、P-WRCのほか、日本最高峰のラリー選手権である全日本ラリー選手権でもシリーズチャンピオンを狙う。同選手は全日本ラリー選手権で4年連続シリーズチャンピオンを獲得している。

今季3勝目をあげた奴田原文雄選手

優勝したADVAN PIAAランサー