ニュースリリース

ラリージャパンでADVANランサーが優勝

2006 FIAプロダクションカー世界ラリー選手権

2006年09月04日

  • モータースポーツ

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)のADVANレーシングタイヤを装着した奴田原文雄選手のレーシング車両が9月1日から3日、北海道の十勝で開催された2006 FIA プロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)第5戦「ラリージャパン」において、開幕戦「ラリーモンテカルロ」に続き2度目の優勝を果たした。

今シーズン、奴田原選手の三菱ランサーエボリューションIXは、当社のレーシングタイヤを象徴するADVANカラーを纏って参戦。開幕戦の「ラリーモンテカルロ」で優勝したことにより、同車両には世界中の注目が集まっていたが、2勝目を獲得したことでADVANレーシングタイヤの卓越した走行性能と存在感をより一層アピールする結果となった。

今回、横浜ゴムは海外ラリー向けに開発した新タイヤ(プロトタイプ)を初めて投入。新タイヤは従来の「ADVAN A035E」の左右非対称方向性パターンを踏襲しながら、ストレートグルーブを新たに施し、さらに各ブロックを拡大することで路面条件の厳しい未舗装路での走行性を高めた。他のチームは石が多い難コースのためリタイアが続出する中、新タイヤを装着した奴田原選手はレース開始当初から安定した走りを続け1位でフィニッシュを迎えた。

プロダクションカー世界ラリー選手権は年8回開催されるシリーズ戦。世界ラリー選手権に参戦する車両に比べ改造範囲の制限が厳しく、限りなく市販車に近いマシンで競われる。2006年、ADVANカラーを纏った奴田原選手のランサーエボリューションは、このプロダクションカー世界ラリー選手権と、日本最高峰のラリー選手権である全日本ラリー選手権の2つの選手権においてシリーズチャンピオンを狙う。なお、奴田原選手は全日本ラリー選手権において4年連続でシリーズチャンピオンを獲得している。