横浜ゴム（株）（社長：冨永靖雄）のハイパフォーマンスタイヤ「AVS Sport」を装着したデンマーク・クリーマン社の「クリーマンE55Ｋ」が今年3月、独パペンブルク・テストコースで4ドアセダンとして世界最速の338km/hを記録し、ギネスブックに認定された。
「AVS Sport」は、最高の運動性能を保持するストリートカー用タイヤとして開発したスポーツ系フラッグシップタイヤ。1999年5月の発売以来、欧州を中心に全世界で販売されている。2001年2月以降、独ポルシェ社の「ボクスター」「ボクスターS」、英アストン・マーチン社の「V12 ヴァンキッシュ」「DB7ヴァンテージ」にも標準装着され、高い評価を得ている。また、昨年8月、「AVS Sport」を装着した「ゲンバラ・ポルシェGT600R」が独ニュルブルクリンク・サーキット（北コース）における最速ラップタイムを更新した。なお、日本でもポルシェ車オーナーを中心に「AVS Sport」の日本国内販売を望むユーザーが多いことから、今年9月より本格的に発売する予定。
クリーマン社は、世界有数のメルセデス・ベンツ車チューナー。「クリーマンE55Ｋ」は、ベンツEクラスのトップグレードである「AMG E55」をベースに、スーパーチャージャーによるチューニングを施したもので、最高出力750Nm（650馬力）、0-100km/h加速4.6秒を実現している。