ニュースリリース

「YOKOHAMA A006T」を日本アルペンラリー向けに限定発売

FIA公認ターマックラリー用競技タイヤ

2002年09月25日

  • タイヤ関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)は、これまで欧州向けに販売していたFIA(国際自動車連盟)公認ターマック(舗装路面)ラリー用競技タイヤ「YOKOHAMA A006T」を10月18日(金)から3日間、群馬県で開催される「第20回日本アルペンラリー」向けに限定発売する。発売日は10月1日(火)で、発売サイズは210/625R17、210/625R16、190/580R15の3サイズ。価格はオープンプライス。
「日本アルペンラリー」は、1959年の初開催以来、76年まで18年間続いた日本を代表するラリーイベント。昨年、日本初のFIA公認イベントとして25年ぶりに開催され世界5カ国から27台が参加した。本来、FIA公認ラリーでは、FIAの定める規定をクリアした車両とタイヤ以外は使用できないが、昨年は再開催を記念して特別にJAF(日本自動車連盟)規定のクラスも用意された。今年からはFIA規定に準ずるGr-Aクラス(市販車をラリー専用に改造した車両)とGr-Nクラス(改造範囲が少なく最も市販車に近い車両)のみの開催となる。そのため、横浜ゴムではFIA規定を満たす「YOKOHAMA A006T」を日本アルペンラリー向けに限定発売することを決めた。
「YOKOHAMA A006T」は、FIAが主催する世界最高峰の国際格式ラリーである「WRC(世界ラリー選手権)」向けに専用開発したタイヤ。そのため、FIA公認ラリーで装着タイヤに求められる溝深さ、溝面積比などの規定をすべて満たしている。同タイヤは98年まで日産ワークスの装着タイヤとしてWRCに参戦し、現在も欧州各国のラリー選手権で使用されている。2000年の「英国ラリー選手権」では、同タイヤを装着した「プロトン・サトリアGTi」がスーパー1600クラスで優勝している。なお、日本国内において「YOKOHAMA A006T」が使用できるFIA公認イベントは「日本アルペンラリー」のみである。

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