横浜ゴム（株）（社長：冨永靖雄）のハイパフォーマンスSUV用タイヤ「A.V.S S/T type-1（エイブイエス・エス・ティー・タイプワン）」が、世界有数のメルセデス・ベンツ車チューニングメーカー・AMG社の「G55 AMG」に標準装着された。装着タイヤサイズはフロント、リアともに285/55R18 113V。
「A.V.S S/T type-1」は、高性能SUV向けのハイパフォーマンスタイヤ。今回、同タイヤが標準装着タイヤに認定されたのは、優れた高速性能、高次元で両立したドライ・ウェットグリップが高く評価されたため。トレッドパターンには、優れた排水性とウェットグリップを発揮する方向性Vシェイプデザインを採用。コンパウンドは、グリップ力と耐摩耗性を強化したタイプとした。同タイヤは1998年以来、AMG社と同じくメルセデス・ベンツ車のチューニングメーカーである独ブラバス社の「ブラバスMV12」「ブラバスGクラス」にも標準装着されている。
AMG社は、優れた品質、安全性、快適性、環境性能を基本とするメルセデス・ベンツの哲学に基づいた高性能自動車、アクセサリー、部品の開発・製造を目的に1967年に設立された（1999年1月からダイムラー・クライスラーの子会社）。メルセデス・ベンツGクラスをベースに開発した「G55 AMG」は、最高速209km/hを誇る世界でも類をみない高性能オフロードカー。オフロードでも常に高速サルーンに匹敵する加速性を実現できるよう設計されており、最大トルク525Nm/3000rpm、最大出力260kW/354hpの5.5リットル8気筒エンジンは、最高速209km/h、0-100km/h7.4秒を発揮する。