ニュースリリース

ウレタン防水材用速乾型プライマー「U-300K」をリニューアル

刺激臭なくし、小容量化

2005年11月29日

  • 工業品関連

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は建物の防水対策商品として、速乾性に優れるウレタン防水材用プライマー「アーバンルーフ U-300K」をリニューアルした。今回、有機溶剤のトルエン、キシレンを取り除くことで、厚生労働省「室内空気汚染物質のガイドライン」の対象化学物質(13物質)を全て不使用にした。また、小容量化を図り、小面積の施工の際も無駄なく使えるようにしている。今月から販売の予定。

 今回のリニューアルでは、速乾性はそのままに、作業者の安全や周辺環境に配慮し、刺激臭などの原因となる有機溶剤のトルエン、キシレンを取り除いた。また、ユーザーの要望が多かった小容量化も図っており、容器を従来の16kg缶から9kg缶にサイズダウン。小面積の施工の際に材料ロスが少なくなるようにした。使い勝手も追求し、「アーバンルーフ」シリーズであれば上に塗り重ねるウレタン防水材の種類を選ばずに、防水材の上にさらに防水材を重ねる2層塗りの層間プライマーとしても使えるようにした。

 ウレタン防水材は、屋上やベランダなどの下地に塗布され硬化して防水層を形成するが、接着を良くするため、同材の前にプライマーを下地に塗る。「U-300K」はオープンタイム※(気温20℃で30分)が短く、施工時間を短縮できるため、小面積の施工や冬期作業用としてニーズが高い。

 また、「U-300K」を速硬化型ウレタン防水材「U-8000HC」や液状増粘剤「YM-800T」と併用すると、工期短縮やトータルコストダウンを図れるため、これらの商品を組み合わせた工法の提案で、大幅な増販をめざす。
※オープンタイムは、プライマーを下地に塗布してから、その上にウレタン防水材が塗れるようになるまでの待ち時間

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

U-300K

U-300K