ニュースリリース

「曝気システム」向けエアーホースを発売

作業性に優れた自沈タイプ

2005年08月26日

  • 工業品関連

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、「曝気(ばっき)システム」向けエアーホースを発売する。「曝気システム」はダムや湖の底に設置され、空気を噴出させて貯水を攪拌しアオコなどの発生や底泥のヘドロ化を防止する装置で、水質改善の目的で全国の貯水ダムで普及が進んでいる。従来のエアーホースはおもりを付けて沈めるタイプが多かったが、新型ホースは比重の高い自沈タイプとし、作業性を大幅に向上させたのが特徴。すでに2年前から試験販売しており、宮城県釜房ダムなど全国7カ所のダムに施行実績がある。

新型ホースは、外径のコンパクト化を図るとともに、特殊充填材の採用で比重を高く設計した。この結果、地上では軽く水中では自沈する優れた作業性を実現した。また金属継ぎ手の採用で簡単な作業で確実にホースを接続できるようにした。さらに非塩素系ゴムを使用し、使用後に焼却してもダイオキシンが発生せず、埋め立て処理しても環境ホルモンが発生しないよう環境性能を高めた。外面ゴムにはオゾンによるゴム劣化が少ないEPDM(エチレンプロピレンゴム)を採用、10年間の耐久性能を確保している。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

「曝気システム」向けエアーホース(自沈タイプ)。金属継ぎ手がついており接続作業も簡単。

「曝気システム」向けエアーホース(自沈タイプ)。金属継ぎ手がついており接続作業も簡単。