ニュースリリース

「ECU-193F」「ECU-211X」をリニューアル発売

環境負荷低減を図ったマンションなどの床材用接着剤

2005年07月29日

  • 工業品関連

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、従来販売していたマンション、各種施設向け木質系床材用弾性接着剤「ECU-193F」と「ECU-211X」を、リニューアルして本格発売する。新商品はシックハウスの原因とされるVOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)に関し、厚生労働省指針値策定13物質を含まないほか、指針に含まれない揮発性物質も極力低減を図ったトータルVOC対策商品。また容器には焼却処分が可能なアルミパックを採用することで、ブリキ缶と比べ産廃量の減量化と処分費用の低減を可能とし、環境負荷の低減も図っている。

新商品はともに直貼り用1成分形ウレタン系接着剤。直貼り工法は、コンクリートスラブや床暖房マット上にフローリング材やパ-ケットフロア材などを貼り付ける工法。「ECU-193F」は汎用グレード品で、木質系の遮音床材やパ-ケットフロア材などとの接着性に加え、塗布効率を高めたフロータイプにすることで作業性の向上を図っている。一方「ECU-211X」は、一般に難接着とされる多様な素材を用いたフローリング材や再生材床根太材などとの接着性能を向上させたグレード品。なお、両商品はともに接着剤に起因する床鳴り(タッキング)も防止している。

建築用シーリング材、自動車用シーラントで国内トップメーカーである横浜ゴムは、2001年秋、住宅向け接着剤市場に参入すべく、戸建て住宅向け木質系床材用弾性接着剤を発売した。同商品も環境負荷低減が特徴で、低VOC化を図るとともに、フィルムパック容器も用意して使用後の廃棄を容易にした。今回、マンション、各種施設向けの商品をリニューアルし商品ラインアップを充実したことで、さらに市場開拓を強化する考え。

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アルミパック容器を使用した「ECU-193F」

アルミパック容器を使用した「ECU-193F」