ニュースリリース

「ヨコハマデザインセンター(YDC)」設置

競争力と独自性のある商品開発を狙う

2004年12月20日

  • タイヤ関連

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、本社ビルに「ヨコハマデザインセンター(YDC)」を設置した。乗用車用タイヤのアピアランス(外観)の向上と商品開発のリードタイム削減のため、先端的なIT技術、工房機能、AV機器などを集中させた。

「YDC」で強化を図るのはタイヤデザインの立体制作環境。特に「立体モデル造型システム」は、従来のクレイモデリング(立体モデル制作)などを短時間で行え、極めて実物に近い形での様々な検討が可能となり、競争力のあるアピアランスの向上と商品開発のリードタイム短縮に繋がる。そのほか、3次元データを表示するプラズマディスプレー、動画、音声を活用したAVプレゼンテーションシステム、試作デザインモデルを実車装着できるタイヤ交換設備などを装備し、機動力のある商品開発をめざす。またオフィス壁面をガラス張りとし新作デザインを展示するショールームとしても利用する。今後は国内外カーメーカーなどへのプレゼンテーションスタジオとしても積極的に活用していく考え。

乗用車用タイヤは、性能はもとよりアピアランスがブランドの確立や差別化に重要なウエイトを占め、商品によっては売れ行きを大きく左右する。このため新商品開発は、マーケティング動向を調査する商品プランナー、要求性能を実現する設計技術者とともに、ユーザー指向、商品性能に精通したデザイナーが参画して行い、三位一体で商品開発のパワーアップを狙う。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

ショールームの役割を果たすガラス張りの外観

ショールームの役割を果たすガラス張りの外観

充実した設備を誇るスタジオ