ニュースリリース

横浜ゴム(株)ゴムロール事業を再編へ

1999年12月17日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)はMB部門の構造改革の一環としてゴムロール事業を再編する。
ゴムやウレタンのロールは製鉄メーカーで鋼板の表面処理に使用される。横浜ゴムはこれまで、平塚製造所(神奈川県)と新日鉄名古屋工場構内工場での自社生産、横浜ゴムの子会社である「山崎ゴム(株)」(本社:福岡県北九州市)への生産委託などによって関東、中部、関西以西の需要に対応してきたが、鉄鋼メーカーの設備投資低迷で需要が伸び悩み、物流費や固定費の上昇で採算が悪化していた。
今回の再編は地域完結型、専門生産によって顧客との距離を短縮しCS向上と収益改善を図るもの。関東地域は有力メーカーである「昭和ゴム(株)」(本社:千葉県柏市)に生産を全面委託する。一方、関西以西は、同じく専門メーカーである「山崎ゴム」での生産委託を拡大強化する。来年3月までに再編を終了させ、4月から関東、中部、関西以西での地域別事業運営に入る計画。
横浜ゴムはことし4月に策定した企業革新「アクション21」に基づき、構造改革の一環としてMB部門で航空部品、ハマタイト、ホース、高機能複合ゴム製品の強化、及び不採算事業の再構築を積極的に進めている。

■昭和ゴム(株)の概要

■山崎ゴム工業(株)の概要