ニュースリリース

「SASラバー」ダイムラー・クライスラーに自動車用ホースの納入を開始

1999年12月01日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)の米国子会社「SASラバー」(オハイオ州)が、10月から独ダイムラー・クライスラーの米国工場に自動車用パワーステリアリングホースの納入を開始した。同社の「JAプログラム(シラス)」「JRプログラム(シラス・シーブリング)」に装着される予定。
「SASラバー」は、横浜ゴムが買収したモホークラバーの工業品部門を独立させ、92年に設立した100%出資子会社。自動車向けパワーステアリング用、エアコン用ホースを主に製造している。近年はビッグスリーへの納入を目指し、品質規格「QS9000」を取得するなどアプローチを強めてきた。昨年は米フォード・モーターからの受注を獲得し、同社の「エスコート」「リンカーン」などに採用されている。
同じ自動車用ホース事業の拠点として、米国には横浜ゴムの子会社である横浜ハイデックスの米国現地法人「YH アメリカ」(ケンタッキー州)があり、「SASラバー」からホースの供給を受け、これを金具と組み立てて日系自動車メーカーを中心に納入している。

■「SASラバー」の概要(1999年10月現在)