ニュースリリース

台湾新幹線の床材に横浜ゴムのアルミハニカムが採用

2004年02月17日

  • 工業品関連

横浜ゴム(社長:冨永靖雄)のアルミハニカムが、日本の新幹線技術を導入した台湾高速鉄道の車両用床材に採用され、今年2月から納入を開始する。車両は700系「のぞみ」をベースにしたもの。生産両数は12両1編成の合計360両。このうち、横浜ゴムは168両分を受注予定。

アルミハニカムは、蜂の巣状のアルミ箔材を2枚のアルミ板ではさんだサンドイッチ構造のパネル。軽量で剛性が高いのが特徴で、航空機や新幹線、リニアモーターカーなどの構造材に使われている。横浜ゴムの同商品が車両用床材に採用されたのは、東北・上越新幹線(200系)が最初で、現在も東海道・山陽新幹線の300系、500系、及び最新型の700系とほぼ全てに採用されている。

台湾新幹線は最高時速300kmで走り、現在4時間半かかっている台北―高雄間約345kmを約1時間半で結ぶ高速鉄道。日本の新幹線システムが全面的に採用され、総事業費約1兆6000億円のうち日本企業グループが車両生産や線路建設、運行システムの開発など約5300億円を受注した。2005年秋に開業予定。

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アルミハニカム

アルミハニカム