ニュースリリース

「ヨコハマタイヤ・フィリピン」奨学財団を設立

地元高校卒業生に学費を援助

1999年10月28日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)の子会社「YTPI(ヨコハマタイヤ・フィリピン 社長:杉本孝)」と地元政府・教育機関などが協力して設立した「CDC ― ヨコハマ奨学財団」が、ことし8月、政府機関によって正式に認可された。
乗用車用タイヤの生産販売会社「YTPI」は1996年4月に設立され、1998年1月から量産を開始した。同年4月のオープニングセレモニーにあたって、横浜ゴムは地元社会貢献のために寄付を行ない、「YTPI」が中心となって奨学財団の設立準備を進めてきた。
「CDC ― ヨコハマ奨学財団」は、「YTPI」の本社・工場が所在する「クラーク特別経済区」の周辺地域に住む高校卒業生を対象に、大学、専門学校への勉学希望者に経済的支援を行なうもの。同財団は「クラーク開発公社(CDC)」の有能労働力養成プログラムにも貢献しており、奨学生は卒業後「CDC」に優先的に就業斡旋登録され、「クラーク特別経済区」に投資する企業に紹介されることになっている。奨学生は学業成績や家庭の経済的負担などを基準に一学期ごとに約5名が選ばれる。すでに98年度2学期から活動を開始し、現在、対象奨学生は12名に達している。

■「CDC―ヨコハマ奨学財団」の概要