ニュースリリース

ホースに金具を取り付けるフィールドクリンプマシンに新商品2種

2001年01月23日

  • 工業品関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)の子会社である横浜ハイデックス(株)(社長:高尾武)は、ホースに金具を取り付けるための加締機「フィールドクリンプマシン」シリーズの新商品として、「YTA1720」「YTA1390」の2機種を発売した。コンパクトで作業性に優れるため、移動工作車や建設現場の設置用として拡販を図っていく。
「フィールドクリンプマシン」は、ユーザーが自分でホースと金具を加締めるための機械。パワーショベルなどの建設機械や工作機械などの産業機械に使用する油圧ホースの組み立てに使う。近年、作業中にホースが破損しても、現場を止めずにその場でホースを組み立て交換できることから、車両搭載型や建設現場に設置できるタイプの加締機が主流になりつつある。そのため、より小型で軽量な加締機のニーズが高まっている。
昨年7月に発売した車両搭載型の「YTA1720」は、34.5MPaφ32(350kgf/cm2の圧力に耐えられる口径32mmのホース)まで対応できる加締能力を持ち、90゜に歪曲したエルボ金具などの特殊金具も取り付けられる。重量は150kgで、同等の加締能力を持つ同社従来品に比べ50%の軽量化を実現した。取り扱いも簡単で、金具をプレスする8本の爪部分はカセット式でまとめて取り外しができる。また、他社商品に多い押しボタンスイッチでホースを上から垂直に入れる縦型でなく、ホースを水平に挿入する横型でフットスイッチで操作できるためより作業がしやすくなっている。
昨年9月に発売した建設現場の設置用に最適な「YTA1390」は、重量76kgのコンパクトな設計でありながら、34.5MPaφ25のホースまで対応し、90゜エルボ金具の取り付けもできる。「YTA1720」同様、作業のしやすいカセット式の爪とフットスイッチ操作の横型を採用している。さらに、中間停止機能を持たせたことで、一度スイッチを入れても途中で止めながら少しずつ機械を動かせるため、加締め位置を微調整できるなど精密な作業が容易にできるようになった。

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