ニュースリリース

耐久性に優れ、汚れにくい新タイプの建築用シーリング材「マイレックス-Z」発売

1999年05月18日

  • 工業品関連

当社は、建築用2成分形ポリイソブチレン系シーリング材「マイレックス-Z」を5月から発売します。新商品は耐久性や非汚染性(汚れにくさ)に優れる新タイプのシーリング材で、ビル外壁の美観維持を求めるユーザーに向けて開発しました。
 建築用シーリング材には、シリコーン系、変成シリコーン系、ポリサルファイド系、ポリウレタン系などがあり、外壁を構成する部材の種類に応じて使い分けられています。その中でもシリコーン系シーリング材は耐久性、耐候性、ガラス接着性に優れ、接着面に紫外線を受けるガラス目地や熱伸縮の大きいサッシ間目地など、高い性能が要求される部位に使用されてきました。しかし、シーリング材表面や目地周辺の汚れやすさが指摘されていました。
 「マイレックス-Z」は、高機能樹脂ポリイソブチレンを主成分とすることで、シリコーン系と同等の耐久性や接着性を実現しただけでなく、これまでシリコーン系で問題視されていた汚染性を大幅に改善させました。外壁仕上塗材の吹きつけ塗装が可能で、シリコーン系との打継ぎ接着性にも優れるため、新築用途のほか、シリコーン系によって汚染が発生している既設建築物の改修用途にも使用できます。
近年、建築物の長寿命化やメインテナンス費用の削減とともに、外壁の美観維持に対するユーザーニーズが高まっており、耐久性と非汚染性を併せ持つシーリング材が強く求められていました。当社は今後「マイレックス-Z」を現在のシリコーン系に代わる商品として市場に送り出していきます。将来的にはシリコーン系の対象とする部位以外へも適用範囲を広げ、より幅広い用途へ展開していく考えです。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

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