ニュースリリース

横浜ゴム、タイヤデータおよび共有に関する業界標準化団体「GDSO」に加盟

2024年02月20日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)は2024年1月よりタイヤや自動車部品に関するデータおよびその共有における標準化を進める国際的な非営利団体「GDSO(Global Data Service Organization for Tyres and Automotive Components)」に加盟しました。これにより、タイヤの個体識別管理における業界標準に対応していきます。

GDSOはタイヤのバリューチェーンにおける様々な企業がデータを効率的に読み取れることを目指し、タイヤに関連するデータの標準化、データアクセスによるソリューションの定義、オンラインのタイヤデータアクセスに取り組むソリューションの開発、データアクセスを容易にするWebサービスに関する世界的な協定の確立を進めています。すでにRFID(Radio Frequency Identification)を含む様々な技術を用いてタイヤのIDに基づくデータの共有を可能にするプラットフォームを開発済みで、現在はタイヤのライフサイクルを通じて重要な情報を収集する新たなサービスの構築に取り組んでいます。

横浜ゴムはこのタイヤに関する様々なデータを活用するためのプラットフォーム構築を推進する活動に参画し、またタイヤデータ管理プラットフォームでの正確、信頼できる最新データへのアクセスの提供、データにアクセスするために必要なアプリケーションの開発および保守を進めることで、タイヤ業界の業界標準への対応に取り組んでいきます。

RFIDは電波を用いた無線通信技術によってタグのデータを非接触で読み書きする技術です。これを活用しタイヤの個体識別管理を行うことで、品質保証(不具合発生時の対応、模造品の排除など)、製造や装着時期、メンテナンス履歴の把握による安全性向上のためのトレーサビリティー、工場や倉庫内での在庫管理や物流の効率化などが期待できます。横浜ゴムはすでにRFIDを搭載したタイヤの技術開発を完了しており、今後はRFIDで取得したタイヤに関する特定のデータをお客さまニーズの向上に活用する手法を検討していきます。

GDSOについて

名称:GDSO(Global Data Service Organization for Tyres and Automotive Components)
設立:2022年1月(ブリュッセル/ベルギー)
WEBサイト:https://gdso.org/Home

※本画像はGDSOの許諾を受け掲載しております。 本画像の他への転載、転用を一切禁止致します。

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