ニュースリリース

「日本コージェネレーションセンター会長賞」を2年連続で受賞

2009年04月02日

  • 経営関連
  • サステナビリティ

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)のタイヤ生産拠点である新城工場が「第7回日本コージェネレーションセンター賞」の産業部門で、昨年の三重工場に続き2年連続で最高賞の会長賞を受賞した。同賞は最も優れたコージェネレーションシステム(CGS)の導入事例に対して贈られるもの。2007年には三島工場が環境保全奨励賞を受賞している。

新城工場は「ESCO事業方式※1」によって2007年1月から液化天然ガス(LNG)を使用するガスタービン発電機と追い炊き付き排ガスボイラーからなるCGSを稼動させている。重油からLNGへのエネルギー転換やCGS稼動効率の向上によってCO2排出量削減に大きな成果を上げている。

日本コージェネレーションセンター賞はCGSを専門に調査・研究、普及活動を行う日本コージェネレーションセンター※2が主催する表彰制度で2003年からスタートした。優れたCGS導入事例を表彰することで社会への啓発、普及促進を目的としている。同賞は運用開始後1年以上経過したCGSが対象で、最近1年間の運用データを主体に省エネルギー性、環境保全性、新規性を評価し民生部門、産業部門の2部門で表彰する。

横浜ゴムはCSR経営指針として「社会から揺るぎない信頼を得ている地球貢献企業になる」を掲げ、環境面では地球温暖化対策を最重要課題のひとつとし、グローバル規模での活動を進めている。国内では総温室効果ガス排出量を2010年までに基準年比12%以上削減することを目標としており、タイヤ生産主力工場である平塚製造所、三島工場、三重工場、新城工場に業界に先立ってクリ-ン燃料の高効率CGSを導入している。

※1:ESCOとは「Energy Service Company」の略。企業や自治体などが省エネルギーの提案、施設の維持・管理などの包括的サービスを行う事業会社を通じて省エネルギーを図る事業方式。
※2:2009年4月1日より(財)天然ガス導入促進センターに業務移管。今後は同法人のエネルギー高度利用促進本部として活動。

賞状を手にする設備課スタッフ