ニュースリリース

「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを開始

グローバル規模の植樹活動

2007年08月06日

  • 経営関連
  • サステナビリティ

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、国内外の全生産拠点で植樹活動を行う「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを2007年度より開始した。創立100周年の2017年に向けた新中期経営計画「GD100」で宣言した「トップレベルの環境貢献企業」を目指す企業活動の一環として行う。

今年11月11日(日)の平塚製造所を皮切りに国内外の全生産拠点に展開していく。国内では合計22万本の植樹を行う。2017年には全生産拠点において「杜」の創生を完了する計画。

なお、プロジェクト開始に先立って、今回植樹の指導を賜る宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授)の講演会を7月26日(木)に平塚製造所で開催した。講演会当日は、大蔵平塚市長や環境行政担当者、地元住民や周辺の学校関係者の方々、当社の国内生産拠点の各プロジェクト担当者や平塚製造所従業員などが参加した。

「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトの趣意

工場自体が地球環境と地域社会に貢献する存在となる

工場内に「杜」を創生することで、CO2吸収や大気浄化、鳥や昆虫の生育環境の創造など、工場そのものが地球環境の保護に貢献する存在となることを目指す。また、植樹種に選んだ常緑広葉樹は台風でも倒れにくく、さらに燃えにくいため、災害時の住民の避難場所としても利用できる。このように、ただ木を植えるだけでなく、地球環境、地域社会の“命を守る緑環境再生活動”として取り組む。

実績のある「宮脇方式」を採用し本物の「杜」を創生

世界的な植物学者であり、国内外1,500ヶ所以上で植樹活動を行ってきた宮脇氏の指導の下、昔からその土地、地域に生息し、最も植樹環境に適した“ふるさとの木”を植えることにより、1,000年、2,000年と続く本物の「杜」づくりを進める。さらに宮脇氏が考案した「宮脇方式」は比較的短期間で「杜」を創生できる。

横浜ゴム従業員と地元ボランティアによる「自前の杜」づくり

横浜ゴムの従業員はもとより、市町村の環境行政担当の方々、地域住民や周辺の学校関係者、ボランティアの皆さまとともに苗木を植える「自前の杜」づくりを行う。今年秋から苗木となるタブノキ、カシノキ、シイノキのどんぐりを10万個集め、年間3万本の苗木をつくる予定。

自然と共生していく環境DNAを醸成

横浜ゴムは昨年12月、横浜ゴムグループで取り組む環境貢献活動のスローガンを「eco MOTION」と名付け、全従業員が一丸となって環境貢献活動に取り組んでいる。こうした中、「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを推進することで、横浜ゴムグループ内に根付き着実に成長してきた、自然と共生していく環境DNAの醸成を図る。

7月26日に平塚製造所で講演する宮脇氏