ニュースリリース

日本政策投資銀行の環境格付審査で最上位ランクを取得

タイヤ業界で初めて

2006年10月26日

  • 経営関連
  • サステナビリティ

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)はこのほど、環境に配慮した企業経営が評価され、日本政策投資銀行が実施する融資制度「環境配慮型経営促進事業」の環境スクリーニング評価で、評価ランク中最上位となる「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」の格付をタイヤ業界では初めて取得した。なお、横浜ゴムは、今年度から新たに創設された特別表彰(最上位ランク評価の中でも評価点200点を超える会社が受賞)を、当融資制度の環境格付を取得した会社として初めて受賞した。

「環境配慮型経営促進事業」融資制度は、日本政策投資銀行が2004年度から実施している世界初の環境格付による融資制度で、企業の環境経営度を包括的に評点化して環境への取り組みが優れた企業を選定し、250点満点中の取得得点によって3段階の金利優遇を受けることができる。

今回、横浜ゴムは、新中期経営計画「GD100」でトップレベルの環境貢献企業になることを宣言し、全社的に環境経営を推進することを明確化した点や、環境パフォーマンス、リスク管理への取り組みが全般的に高レベルである点などが評価された。特に製品開発・販売面において、1998年に業界に先駆けて車の燃費向上に貢献するエコタイヤ「DNA」を発売して以来、継続的に環境貢献商品を開発するなど、メーカーの重要な使命である“商品を通じての環境貢献”に積極的に取り組んできた点が、先進的な活動として高い評価を受けた。

そのほかの高評価を受けた点は以下の通り。
■地球温暖化対策として、総合効率85%以上のコージェネレーションシステムの導入などにより、国内全生産事業所の温室効果ガス排出量が京都議定書の日本削減目標を上回る基準年比マイナス8%を達成した点。
■化学物質管理において、欧州有害物質規制などを参考にグリーン調達要領や化学物質規制ガイドラインを高度化して規制物質を製品に含有しない仕組みを構築、運営するとともに、個別にも有機溶剤などの排出量目標を設定し削減を徹底している点。