ニュースリリース

三重工場、「3R推進協議会会長賞」を受賞

産業廃棄物のリサイクル率を70%に改善

2003年10月29日

  • 経営関連
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横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)の三重工場(三重県度会郡御薗村、工場長:山下久邦)が、「リデュース・リユース・リサイクル推進協議会(3R推進協議会)」から、2003年度「3R推進協議会会長賞」を受賞した。同工場での産業廃棄物リサイクル率を大幅に改善したことが評価された。

三重工場はトラック・バス用、RV用タイヤを生産する国内主力タイヤ工場のひとつ。同工場は、主にタイヤを焼却する炉から排出される燃え殻に石炭並の熱エネルギーが含まれていることに注目。燃料として使いやすいよう燃え殻の形状を均一化する装置を独自開発し、昨年春から大手セメントメーカーへ大量納入を開始した。また、廃プラスチック類の燃料化や鉄原料化、汚泥類のセメント原料化などに取り組んできた。この結果、2002年度の産業廃棄物リサイクル率が前年度の21%から70%に改善、産業廃棄物の埋立量も3,472トンから1,019トンへ大幅に削減できた。

「3R推進協議会」(会長:平岡正勝京都大学名誉教授)は、平成3年に設立された「リサイクル推進協議会」が平成14年に名称変更した組織で、行政、消費者、産業界が連携してのリサイクル推進を目指している。毎年10月の「3R推進月間」に合わせ、「3R」活動で顕著な実績を上げている個人、グループ、事業所に対する「内閣総理大臣賞」、「関係府省大臣賞」、「3R推進協議会会長賞」の表彰を実施している。今年は10月22日に「イイノホール(東京都千代田区)」で表彰式が行われた。

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表彰式に出席した三重工場の坂田昇三安全環境管理課員

表彰式に出席した三重工場の坂田昇三安全環境管理課員