ニュースリリース

環境保護強化に向け「コージェネレーション」を導入

1999年09月06日

  • 経営関連
  • サステナビリティ

当社は、平塚製造所(神奈川県)に「コージェネレーション(熱電供給システム)」を 導入、6月末から本格稼働に入りました。同システムの導入で、従来に比べ年間CO2排出量を3%低減する計画です。当社は昨年6月に改定した「環境行動計画」において、CO2排出量を2000年末までに1990年実績レベルに安定させることを目標にしており、「コージェネレーション」はその一環として導入したものです。
 「コージェネレーション」は、タービンによって発電を行い、同時に排熱を蒸気などに 変換してエネルギー源に利用する高効率発電システム。従来の火力型の発電は排熱や送配 電ロスなどでエネルギー利用効率が40%弱なのに比べ、「コージェネレーション」は排熱利用の結果80%近くまで高めることができます。
 平塚製造所はタイヤ、工業資材、ハマタイト(接着剤等)、航空部品、スポーツ用品の 各工場と、基礎研究、設計、開発部門が集まる総合研究所です。タイヤをはじめとする各 種ゴム製品の製造には、蒸気熱によるゴムの加硫(化学的結合)が不可欠で、「コージェ ネレーション」の導入に適しています。
 当社が導入した「コージェネレーション」は、都市ガスをタービンの動力に用いるタイ プ。同システムによって、平塚製造所で使用する年間の電力量および蒸気量をそれぞれ約 40%まかなう計画です。

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平塚製造所に設置した「コージェネレーション」

平塚製造所に設置した「コージェネレーション」