ニュースリリース

横浜ゴムの中国タイヤ生産拠点、「環境教育基地」に認定される

2014年12月25日

  • 経営関連
  • サステナビリティ

横浜ゴム(株)の中国のタイヤ生産販売会社である杭州優科豪馬輪胎有限公司は、11月26日、浙江省杭州市から「杭州市環境教育基地」の認定を受けた。杭州市にある約30万社のうち環境教育基地に認定されているのは30社で、このうち製造業は杭州優科豪馬輪胎を含め4社のみとなる。なお、同社は2013年、所在する杭州経済技術開発区から同区における唯一の「環境教育基地」としても認定されている。

横浜ゴムは中期経営計画「グランドデザイン100」の基本方針に「トップレベルの環境貢献企業になる」ことを掲げ、国内外グループ会社で環境経営を推進している。杭州優科豪馬輪胎もこの方針に基づき、積極的に環境貢献活動を進めてきた。

2011年からは杭州市の環境保護政策に協力し、タイヤ製造における混合及び加硫工程の脱臭・粉塵排出浄化設備の導入や汚水処理施設の建設などに総額2,000万元以上を投じ、環境配慮型の設備投資を実施してきた。また、2014年6月5日の世界環境デーには「河水の清潔を守る」をテーマに環境保護を訴求するイベントを開催。さらに社内でも「水の再利用」プロジェクトを行い、生産設備用水や従業員の生活用水の削減を推進し2014年に年間1万トンの節水に成功した。そのほか、地元住民や学生向けの環境教育も実施している。工場見学者用に従業員が設計、建設した「ヨコハマ・タイヤガーデン」では楽しみながら環境について学べるほか、学生向けの教育としてタイヤ生産工程の紹介ビデオや環境教育プログラムの作成などを行っている。

杭州優科豪馬輪胎は2002年1月に設立、2003年5月に操業を開始した。乗用車用、SUV用タイヤの市販用および新車用を生産販売しており、2015年1月にタイヤ累計生産本数3,000万本を達成する見込み。2014年12月末現在の従業員数は1,350名。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

従業員が自らデザイン、装飾した汚水処理場

従業員が自らデザイン、装飾した汚水処理場

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工場見学者用に従業員が設計、建設した「ヨコハマ・タイヤガーデン」。写真は廃タイヤを利用して作成した「タイヤのお城」

工場見学者用に従業員が設計、建設した「ヨコハマ・タイヤガーデン」。写真は廃タイヤを利用して作成した「タイヤのお城」