ニュースリリース

横浜ゴム、Baja 1000にオリジナルSUVとジオランダーで参戦

2014年09月01日

  • モータースポーツ

横浜ゴム(株)は、11 月12 日~16 日までメキシコのバハ・カリフォルニア半島で開催される「2014 Tecate SCORE Baja 1000」にオリジナルSUVレーシングカーで参戦する。3.7 リッター6 気筒以下の「クラスSV6」にエントリーしクラス優勝を目指す。米国子会社のヨコハマタイヤコーポレーション(YTC)では、SCOREシリーズに参戦中の米国のトップオフロードレーサーであるキャメロン/ハイジ・スチール夫妻らへのサポートを行っており、「Baja 1000」には継続的に参戦している。日本人ドライバーとしては2010年以来4 年ぶりの参戦となる。

今回、ドライバーは同レースに数多く参戦してきた塙郁夫選手を起用し、車両は“次世代のSUVをイメージさせるSUV車輌”をコンセプトに、独自にデザイン、制作したオリジナルマシンにて参戦する。タイヤはSUV用オールラウンドタイヤ「GEOLANDAR A/T-S」を装着する。
 
「Baja 1000」は米国のオフロードレース主催団体「SCOREインターナショナル」による人気オフロードシリーズ(SCOREシリーズ)の最終戦として毎年11月に開催されている世界最高峰のデザートレース。約1,000マイル(約1,600km)の荒野を不眠不休で走り続けタイムを競うレースで、ドライバーのスキル、体力に加え、マシンとタイヤには高いレベルの操縦安定性、耐久性、走破性などが要求される。

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オリジナルSUV

オリジナルSUV

参戦車両スペック

ドライバー:塙郁夫
車輌デザイン:佐藤健一(横浜ゴム株式会社)
参戦クラス(予定):クラスSV6(3.7L 6気筒未満のアンリミッド四輪車両)
全長:4,500mm
全幅:2,160mm
全高:1,700mm
重量:1,500kg
フレーム:クロモリパイプフレーム
カウル:FRP製 オリジナルレーシングSUVデザイン 
エンジン:V6 DOHC 3500cc
最高出力:約400ps
トランスミッション:6速 マニュアルミッション
駆動方式:後輪駆動2WD
フロントサスペンション:ダブルウイッシュボーン (ホイルストローク600mm)
リアサスペンション:セミトレーリング  (ホイルストローク550mm)
ショックアブソーバー:KING 2.5C/O +KING 3.5 バイパスショック
燃料タンク:FUEL SAFE 250L
タイヤ:GEOLANDAR A/T-S LT315/70R17
ホイール:WORK- BJS  Baja仕様(ビートロック付き)8J-17
ブレーキ:4輪ベンチレーテッド+4ポットキャリパー
ブレーキパッド:PROTIX Baja仕様
ランプ:PIAA - LED
オイル:Elf
プロテクション:JAOS

ドライバープロフィール

塙郁夫選手。1960年・茨城県出身。高校3年生の夏にフォーミュラバギーを駆って「全日本オフロードレース選手権」にデビュー。翌年には同選手権のB-1クラスでチャンピオンを獲得。25歳から4輪駆動車のレースにも参戦を開始、初レースで優勝を飾ると抜群の速さでステップアップを続け、日本オフロードレース界ナンバーワンの地域を確立する。1990年代には国内最高峰のオフロードレース「JFWDAチャンピオンシップレースシリーズ」で10年連続チャンピオンを獲得。2001年には公式戦100勝を達成した。活躍の場は日本に留まらず、1991年にはアメリカン・オフロードレースのビッグイベントであるBaja1000に初出場。日本人初完走(5位入賞)を飾ると、2002年にはクラス優勝を達成した。2010年には世界最高峰のヒルクライムレース「パイクスピーク インターナショナルヒルクライム」に電気自動車で挑戦。エキシビジョンクラス優勝と同時に、EV世界新記録樹立の快挙を成し遂げ、2011年には自己記録を大幅に更新し、EVクラスの初代チャンピオンとなる。