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横浜ゴム、今年も“雲へ向かうレース”に オリジナルEVレーシングカーと低燃費タイヤで参戦

2014年06月04日

  • モータースポーツ
  • サステナビリティ

横浜ゴム(株)は6月29日にアメリカ・コロラド州で開催されるヒルクライムレース「2014パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」にオリジナルEVレーシングカー(電気自動車)で参戦する。タイヤは優れた低燃費性能と運動性能を発揮する「BluEarth-A(ブルーアース・エース)」を装着する。

ゼロエミッションレーシングカーと低燃費タイヤで挑む「パイクスピークEVチャレンジ」は、「走る喜びと環境との調和」「電気自動車用タイヤの研究開発」を目的としており、今年で6年連続となる。2010年と2011年には2年連続でEVの歴代最速記録を樹立し、2012は自己ベストを21秒以上短縮した。昨年はシステムエラーにより途中棄権となったが、今年はさらなる好成績を狙う。ドライバーは国内外のオフロードレースで活躍する塙郁夫選手を継続起用する。

今年92回目となる「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は別名“雲に向かうレース”と呼ばれ、標高2,862mのスタート地点から4,302mの頂上までおよそ20kmを一気に駆け上がり、そのタイムを競う。156の様々なコーナーに加え、気温や天候の変化が激しい過酷なレースとして知られている。

レースウィークの現地での模様は「チーム・ヨコハマ・EV チャレンジ」専用サイトおよび「パイクスピークEVチャレンジ」公式Facebookに随時アップしていく。なお、「チーム・ヨコハマ・EV チャレンジ」専用サイトでは「パイクスピークEVチャレンジ」のこれまでの軌跡を動画や写真などで詳しく紹介している。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

オリジナルEVレーシングカー(2013年)

オリジナルEVレーシングカー(2013年)

■参戦車両スペック

■ドライバープロフィール

塙郁夫選手。1960年・茨城県出身。高校3年生の夏にフォーミュラバギーを駆って「全日本オフロードレース選手権」にデビュー。翌年には同選手権のB-1クラスでチャンピオンを獲得。25歳から4輪駆動車のレースにも参戦を開始、初レースで優勝を飾ると抜群の速さでステップアップを続け、日本オフロードレース界ナンバーワンの地域を確立する。1990年代には国内最高峰のオフロードレース「JFWDAチャンピオンシップレースシリーズ」で10年連続チャンピオンを獲得。2001年には公式戦100勝を達成した。活躍の場は日本に留まらず、1991年にはアメリカン・オフロードレースのビッグイベントであるBaja1000に初出場。日本人初完走(5位入賞)を飾ると、2002年にはクラス優勝を達成した。