ニュースリリース

横浜ゴム、岩手県大槌町で「平成の杜」植樹会を開催

東日本大震災復興支援活動の一環

2013年05月07日

  • 経営関連
  • サステナビリティ

横浜ゴム(株)は東日本大震災の復興支援活動の一環として、岩手県上閉伊郡大槌町が復興計画のひとつに掲げた「いのちを守る森の防潮堤」づくりを支援するため、5月18日に当社主催で「平成の杜」植樹会を開催する。当社は昨年4月30日に第1期としてモデルケースとなる「千年の杜」植樹会を同地で実施しており、2期目となる今年からはこのモデルケースの森が「平成の杜」と命名された。

横浜ゴムは第1期植樹会後もこの地域に自生する広葉樹のどんぐり集めや町民の皆さまとの苗木づくり、稲ワラ集めなど2期目以降の植樹に向けて継続的な支援活動を行ってきた。今回の植樹では昨年、大槌町浄化センター敷地内に植樹した長さ50メートルの植樹マウンドの隣に、新たに長さ50メートルの植樹マウンドを建設し、その土地本来の常緑広葉樹の苗木およそ5,000本を植樹する。当日は碇川豊大槌町長や地域住民の皆さま、協賛企業の方々をはじめ、元F1ドライバーの片山右京氏が参加する。当社からは南雲忠信会長兼CEO、野地彦旬社長と従業員が参加し、ボランティアで植樹指導と植樹を行う。

大槌町の「いのちを守る森の防潮堤」づくりは大きな特長として、植樹マウンドに震災によって発生した木質系がれきや土砂、コンクリート片などの土系不燃がれきを活用している。こうした震災がれきの利用は、がれき処理のコスト削減や焼却処理によるCO2発生を抑制できるだけでなく、苗木の発育促進にも効果がある。

横浜ゴムグループは2007年から従業員が中心となって作る森づくり「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを進めている。「いのちを守る森の防潮堤」は同プロジェクトの植樹指導を行う宮脇昭氏(植物生態学者/横浜国立大学名誉教授)が提唱しており、東北地方の太平洋沿岸およそ300キロメートルに津波の被害を軽減できる「本物の森」をつくることを計画している。また、宮脇氏は震災がれきを植樹マウンドとして有効利用することを提言している。

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第1期植樹会の様子

第1期植樹会の様子

「いのちを守る森の防潮堤」イメージ

<「平成の杜」植樹会の概要>

・日時  5 月18日(土)9:30~13:30
・場所  大槌町浄化センター敷地内
・主催  横浜ゴム(株)
・共催  大槌町
・協賛  (株)竹中土木、日本ゼオン(株)、朝日生命保険相互会社
・スケジュール
8:30 受付開始
9:30 開会
9:50 植樹指導
11:00 植樹
12:00 昼食・ふれあいイベント
13:30 閉会