ニュースリリース

横浜ゴム、ウレタン塗膜防水材向けプライマー「HS-100」をリニューアル

2012年12月20日

  • 工業品関連

横浜ゴム(株)は、主にビルやマンションに使われるウレタン塗膜防水材「アーバンルーフ」シリーズの3成分形ウレタン樹脂系プライマー「HS-100」をリニューアルした。同製品はウレタン防水材や通気緩衝シートと下地との接着性を確保するために使用される下塗り材。今回の改良品は従来品の3倍以上の可使時間を確保でき、年間を通じて作業性の向上を実現した。すでに10月から販売を開始している。

「HS-100」は、主に既存防水層がアスファルト防水の改修工事に使用される。一般的なウレタン防水材用プライマーはアスファルト防水層に対して接着性が不安定であり、下地の動きへの追従性も劣るため、既存アスファルト防水層を残したまま改修する事が困難であった。

これに対し、「HS-100」はアスファルト防水層に対する優れた接着性・追従性を実現したことにより、既存アスファルト防水層を残したまま改修することができ、撤去工事に伴うコストや廃材の削減に貢献する。また同製品は水性で、厚生労働省が健康に害を及ぼす恐れがあるとして室内濃度指針値を定めたVOC(揮発性有機化合物)を使用しておらず、施工中の刺激臭や健康被害を軽減する。

ウレタン防水は液状のウレタン樹脂を塗布し硬化させて防水層を形成する工法。他の防水工法に比べ、複雑な形状の下地でも施工できる、継ぎ目がないシームレスな仕上りで美観性に優れる、経年劣化し改修工事が必要になってもより簡単な重ね塗りで済むなど様々なメリットを持つことから、近年の防水工事において需要が拡大している。

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「HS-100」の荷姿

「HS-100」の荷姿