横浜ゴム（株）のサポートしている新井敏弘選手、奴田原文雄選手が「インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ（IRC）」で今シーズン初のグラベル（非舗装路）コースとなる第6戦「ラリー・アソーレス」に揃って参戦する。新井選手は第3戦に続き2度目、奴田原選手は今回が初出走となる。奴田原選手は全日本ラリー選手権の参戦車両と同様にRed in BlackのADVANカラーを纏って出場する。競技は7月14日から3日間、大西洋に浮かぶポルトガル領アソーレス諸島で開催される。

横浜ゴムはADVANラリータイヤ「ADVAN A006T（ターマック用）」と「ADVAN A053（グラベル用）」を供給している。欧州で人気の高いラリー選手権に実力派ドライバー2名と参戦することで上位獲得を狙い、ADVANラリータイヤの開発と認知度向上を図る。両選手とも車両はグループN車両の戦闘力をさらに高めたグループR4仕様※の「SUBARU WRX STI」を使用。新井選手は計5戦、奴田原選手は計3戦に出場する。

IRCはFIA（国際自動車連盟）が公認し、欧州のスポーツ専門テレビ放送局「ユーロスポーツ」が運営する国際格式のラリー選手権。欧州で行われている既存のラリー選手権の中から伝統や見応えのあるイベントを選んでシリーズを構成しているのが特徴で、今年は全11戦が開催される。

※グループR4：市販車をベースに厳しい改造制限が設けられているグループN車両のパフォーマンスを高めるために公認されたキットを使用できる規定。これにより車両の軽量化、サスペンションの変更、冷却性能の向上が図れる。