ニュースリリース

横浜ゴム、中国にMB製品の販売会社を設立

2011年04月28日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、5月1日、中国上海市にホース、接着剤、コンベヤベルトなどのMB製品の販売会社として上海優科豪馬(よこはま)ゴム制品商貿有限会社を設立する。資本金は75万USドル(全額横浜ゴム(中国)有限会社出資)、従業員は11名。中国における横浜ゴムのMB製品の売上は2010年度で約30億円だが、自前の販売会社設立によって、3年後の2014年度には100億円超を目指す。なお海外でのMB製品販売会社は、2009年4月、ドイツにヨコハマ工業品ヨーロッパを設立したのに続き2社目。

現在、横浜ゴムのMB部門は、中国に高圧ホースの組立て販売、自動車用接着剤の生産販売、コンベヤベルトの生産販売を行う3つのグループ会社を設立し、主として日系OEM納入を中心に活動している。しかし中国経済の急激な発展により、補修用市場の規模も拡大を続けており、この市場に積極的に対応するためには、製販分離による販売専門会社の設立が必要と判断した。

 補修用市場のうち、特にホース配管製品については需要の旺盛な土木建築需要を担う建設機械用高圧ホースの拡販を狙う。また、中国はソーラーパネルや携帯情報機器などの生産で世界トップクラスのメーカーが数多く存在し、それらユーザー向けにソーラーパネル向けシール材や、コーティング材なども需要が見込まれることから、これら材料市場への積極参入も視野に入れる。加えて新販売会社のマーケティング力を活用し、橋梁用ゴム支承などの工業資材関連製品の新規取引先開拓についても努めていく。