ニュースリリース

低燃費タイヤ「BluEarth-1 AAA spec」新発売

「環境+人に優しい」グローバルコンセプト「BluEarth」フラッグシップ

2010年12月09日

  • タイヤ関連
  • サステナビリティ

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は「環境性能のさらなる向上+人に、社会に優しい」をテーマとしたヨコハマの新しい低燃費タイヤ「BluEarth(ブルーアース)」のフラッグシップ商品となる「BluEarth-1 AAA spec(ブルーアース・ワン・トリプルエースペック)※」を2011年3月より発売する。同商品はタイヤのラベリング制度でころがり抵抗性能は最高レベルのAAA、ウェットグリップ性能はcにグレードされる。発売サイズは215/45R17 91W、195/65R15 91Hの2サイズで価格はオープンプライス。 ※製品名「ブルーアース・ワン」愛称「ブルーアース・ワン・トリプルエースペック」

フラッグシップ商品となる「ブルーアース・ワンAAA spec」は「AAAの低燃費性能+人・地球にやさしい、ブルーアースのフラッグシップ」をテーマとして開発した。低燃費グレードAAA取得のために新開発の「ナノブレンドゴム」を採用。「ナノブレンドゴム」は複数のポリマーをそれぞれの特性が最大限に発揮される比率でブレンドしつつ、ゴムの混合だけでなく化学反応もコントロールすることでシリカ、オレンジオイルとの結合力を向上。また、専用設計のパターン、構造、プロファイルを開発。タイヤサイドにはタイヤ周りの空気抵抗を改善するディンプルサイドを配置した。こうした新技術により、AAAの低燃費性能とともに、ウェットグリップ性能や耐摩耗性能、剛性も高いレベルで実現している。

また、ヨコハマ独自の新素材インナーライナー「AIRTEX advanced liner(エアテックスアドバンスドライナー)」を採用。従来タイヤに比べ、空気漏れを抑制することにより、空気圧低下による燃費や耐久性悪化などのリスクを軽減した。さらに静粛性を高める「サイレントリング」を搭載。優れた静粛性や快適性を確保するとともに、安全性能や周辺環境に対する車外通過騒音も低減するなど人にやさしい性能も向上している。こうした最新技術を結集した「ブルーアース・ワンAAA spec」は「ブルーアース」のフラッグシップ商品にふさわしい高いトータル性能を実現している。

「BluEarth」は、10年以上にわたって発売してきたエコタイヤ「DNA」シリーズの「ころがり抵抗低減による燃費の向上」を基盤とし、さらなる環境性能の向上に加え、ドライバーや同乗者、さらに周辺生活環境に対する負荷低減(やさしさ)性能の実現をメインテーマとしている。「地球環境に良く、快適であり便利なタイヤとは何か?」を使う人の視点から考えた新しいタイヤづくりを進め、今後はグローバルコンセプトとして海外市場にも展開していく。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

BluEarth-1 AAA spec

BluEarth-1 AAA spec

3つの性能の「黄金比」をめざす「ナノブレンドゴム」

ヨコハマの新たな基幹コンパウンド技術「ナノブレンドゴム」を採用。これは低燃費、ウェット、耐摩耗の3つの性能における「黄金比」を導き出すため、特性の違う素材の化学反応をコントロールするナノレベルのブレンド技術である。

タイヤの空気漏れを抑制する独自素材「AIRTEX」採用

タイヤの空気圧は自然に抜ける。空気圧低下はころがり抵抗を悪化させ、さらに下がりすぎると安全性にも悪影響を及ぼす。新世代のインナーライナーとして開発された「エアテックス アドバンスドライナー」はタイヤの空気漏れを抑制する。

空気抵抗を低減する「ディンプルサイドデザイン」

ヨコハマ独自の「エアロダイナミクス技術」により、ショルダー部からサイド部まで多数のディンプルを配置した「ディンプルサイドデザイン」を採用。タイヤ後方で空気の流れが乱れるのを抑制し、タイヤの空気抵抗を低減する。

ウェット性能と剛性を追求した非対称パターン&低燃費構造

「ブルーアース・ワン」専用の非対称パターンを開発。イン側でウェット性能を確保しつつ、アウト側は高剛性を確保。また構造では各パーツのゴム配合までも見直し、低燃費性能をはじめとするトータルな性能の向上を追求。高い剛性を維持しつつ、大幅な軽量化も実現した。

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