ニュースリリース

スタッドレスタイヤ「アイスガード トリプル」新発売

「新・温度対応」スタッドレスタイヤ

2008年07月08日

  • タイヤ関連
  • サステナビリティ

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、温度で変化する路面にあわせて機能する「温度対応」コンセプトをさらに進化させ、さまざまな冬路面での走行性能を一段と高めた「新・温度対応」スタッドレスタイヤ「アイスガード トリプル※1」を2008 年9 月1日から順次発売する。発売サイズは135/80R12 68Q~ 245/40R18 93Q の88 サイズ。価格はオープンプライス。
 
※1:愛称「アイスガード トリプル」。製品名「アイスガードiG30」

第3世代アイスガードとなる「アイスガード トリプル」は、さまざまに変化する冬路面で要求される各種性能を大幅に向上させるため、トレッドゴムの素材配合やトレッドパターンデザインの“高密度化”を図る「トリプル」コンセプトを採用した。このコンセプトの下に新開発した高密度「トリプル吸水ゴム」は、従来の吸水バルーンを小粒子化して約“3倍”※2に増量し、さらに“第3”の吸水素材を新たに配合。また、高密度「トリプルデザイン」はブロック剛性を強化するピラミッドサイプの立体構造を“3段”にして約“3割”※3増の高密度配置を実現し、トレッドセンター部には大型ブロックを“3列”配置した。これによりヨコハマ・スタッドレスタイヤ史上最高の氷上性能を達成。さらに氷上性能との両立が難しかったドライ性能やウェット性能も大幅に向上することで、さまざまな冬路面での性能をさらに進化した「新・温度対応」コンセプトを実現した。

※2:215/60R16 95Qの1本あたりの吸水バルーン個数を比較。従来品iG20(パワー吸水バルーン:最大直径約110um)=約27.5億個に対しiG30(マイクロ吸水バルーン:最大直径80um)=約86.8億個。※3:215/60R16 95Qの1本の表面サイプ総長さを比較。従来品iG20=48647mmに対しiG30=66504mm。
上記2つの数値はタイヤサイズにより異なります。

また「アイスガード トリプル」は開発にあたり商品のライフサイクル全体で地球環境に配慮した設計を実施。これにより環境機能評価の自社基準を満たす横浜ゴムの環境貢献商品「エコモーション・プロダクト」に適合しており、優れた耐摩耗性や経年劣化の抑制など環境性にも優れている。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

アイスガード・トリプル

アイスガード・トリプル

「アイスガード トリプル」の主な特長

■商品コンセプト
さまざまな冬路面でプレミアムな性能を発揮する「新・温度対応」スタッドレスタイヤ

■性能特長
(1)ヨコハマ・スタッドレスタイヤ史上最高の氷上性能を実現
(2)氷上性能との両立が難しかったドライ・ウェット性能を向上
(3)厳しい自社基準に基づく環境配慮設計を実施

高密度化を図った「トリプル」コンセプトを採用

温度によるさまざまな路面変化に対応する「新・温度対応」機能

■濡れたアイスバーン(-6℃~0℃)―「トリプル吸水効果で氷上の危険な水をすばやく吸う」
「吸水ハニカムシリカ」「マイクロ吸水バルーン」「吸水カーボンII」の3つの吸水素材が、氷が滑る原因である氷上の危険な水膜をすばやく吸い上げる。

■乾いたアイスバーン(-6℃以下)―「トリプルエッジ効果で氷を噛み、しなやかに密着」
第3 の吸水素材「吸水ハニカムシリカ」と約3倍※1に増量した「マイクロ吸水バルーン」、そして約3割※2の高密度配置を実現した「トリプルピラミッドサイプ」がエッジ効果を発揮。さらにゴムのしなやかさを保つ「ブラックポリマー」がタイヤを路面に密着させる。

■スノー&シャーベット(0℃前後)―「雪とシャーベットをしっかり排出」
新「シャーベットグルーブ」「幅広4 本ストレートグルーブ」が雪とシャーベットを強力に排出。

■ウェット路面(0℃以上)―「しっかり排水し、しっかり掴む」
高密度ゴム補強構造がウェット路面をしっかり掴む。新「シャーベットグルーブ」「幅広4 本ストレートグルーブ」が高い排水性と耐ハイドロプレーニング性能を発揮する。

■ドライ路面(0℃以上)―「トリプル剛性で一段としっかり走れる」
立体構造を3段にした「トリプルピラミッドサイプ」がブロックの倒れ込みを抑制。さらに「トリプルベルトブロック」が制動性・操縦安定性を高める。

※1:215/60R16 95Qの1本あたりの吸水バルーン個数を比較。従来品iG20(パワー吸水バルーン:最大直径約110um)=約27.5億個に対しiG30(マイクロ吸水バルーン:最大直径80um)=約86.8億個。※2:215/60R16 95Qの1本の表面サイプ総長さを比較。従来品iG20=48647mmに対しiG30=66504mm。
上記2つの数値はタイヤサイズにより異なります。

環境配慮設計を採用

■厳しい自社基準に基づいて開発した「エコモーション・プロダクト」
横浜ゴムは商品開発にあたり、環境に貢献する技術・生産に取り組むうえで自社基準を設定。タイヤ設計審査の各段階で環境機能評価を行い、これに適合した商品を「エコモーション・プロダクト」としている。「アイスガード トリプル」はこの環境機能評価で社内基準を満たしている。

■優れた耐摩耗性※3を実現、経年によるゴムの硬化を抑制
スタッドレスタイヤの基本性能である氷上性能を高めながら優れた耐摩耗性を発揮することで安全性と環境性の両立を追及した。また「ブラックポリマー」の採用で経年によるゴム硬化を抑制した。

※3:耐摩耗性 iG20:100/iG30:117摩耗促進試験における8.000km走行後の摩耗量から50%摩耗推定寿命を算出/iG20:18787km(100)、iG30:21983km(117)<試験条件>コース/山間路63.4%・一般路36.6%、タイヤサイズ/215/60R16 95Q、リムサイズ/16×7J、空気圧/230kPa、車両/トヨタ エスティマ、乗車人数/2名。
●この推定摩耗寿命は社内で設定した摩耗促進試験の条件における結果で算出されたものです。実際の走行では、走行コース、走行条件、車両、気温、路面状況等により変わるため、普遍的なものではありません。よって異なる条件下の数値とは比較できませんのでご了承下さい。●テストに関する詳細なデータはタイヤ公正取引協議会に届け出てあります。

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