ニュースリリース

「コンチ・バイキング・コンタクト5」新発売

横滑り防止装置「ESC」対応スタッドレスタイヤ

2008年08月22日

  • タイヤ関連

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、独コンチネンタル社が横滑り防止装置「ESC※」を装備した車両に最適なスタッドレスタイヤとして開発した「ContiVikingContactTM 5(コンチ・バイキング・コンタクト・ファイブ)」を2008年9月1日から順次発売する。発売サイズは175/65R14 82T ~ 245/40R18 92Tの20サイズ。価格はオープンプライス。※Electronic Stability Controlの略。
 
「ContiVikingContactTM 5」は、タイヤ単体としての性能だけでなく、“車本来の性能を最大限に活かす”をコンセプトとして開発したスタッドレスタイヤ。そのため、欧州輸入車の多くに標準装備されている横滑り防止装置「ESC」との連動効果に重点を置いて設計、開発した。こうした考えの下に開発した非対称の「ESC対応パターン」は、車の横滑りの状態に応じてESCが作動した時にタイヤの内側と外側で異なるブロックとサイプが最適に機能し、ESCの性能を最大限に活かすようサポートする。また、新開発の「エレベータグルーブ」や「ニューノルディックコンパウンド」などにより、氷雪性能はもちろん、ドライ・ウェット性能や高速操縦安定性を向上したほか、摩耗後期でも安定した氷上性能を発揮する。

世界的タイヤメーカーであるコンチネンタル社は、1995年にオートモーティブシステム部門を設立し、現在はタイヤ開発のみならず、ブレーキシステム、サスペンションシステム、電子デバイスの技術開発など自動車関連部品のトータルサプライヤーとして活動している。今回の「ContiVikingContactTM 5」はこうしたコンチネンタル社の強みを活かして開発した。横浜ゴムは2002年2月に結んだ業務提携契約に基づき、同年4月より日本における総輸入販売元としてコンチネンタル社製タイヤの販売を行っている。

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コンチ・バイキング・コンタクト5

コンチ・バイキング・コンタクト5

「ContiVikingContactTM 5」の開発コンセプト

タイヤ単体での性能だけでなく、車に装備された最先端技術との連動効果を考慮し、「車の持つ本来の性能を最大限に活かすタイヤ」に重点を置いて開発した。

「ESC対応パターン」でESCを最大限にサポート

ESCは車の横滑りの状態に応じてブレーキとエンジン出力を制御し、横滑りを防止する。新開発の「ESC対応パターン」は横滑りの状態の違いを考慮し、タイヤの左右で異なるブロックとサイプを最適配置した非対称パターンを採用。ESCの性能を最大限にサポートする。

ドライ・ウェット性能と高速安定性を向上する「エレベータグルーブ」

各ブロック間の横溝の底を周りより高くしてブロック同士の倒れ込みを抑制することで、接地面積が拡大し、縦方向の剛性を強化した。これにより高速操縦安定性を実現し、さらにドライ路面でのふらつき防止とウェット路面での制動距離短縮を実現した。

「ニューノルディックコンパウンド」で摩耗後期でも優れた氷上性能を実現

摩耗が進むほどゴムの柔軟性を増す新コンパウンド「ニューノルディックコンパウンド」が、トレッド剛性が高まることで起きる摩耗後期の氷上性能の低下を抑制。新品時から摩耗後期まで安定した氷上性能を発揮する。

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