ニュースリリース

ひび割れなどを補修するシーリング材「クイッ急 NB」新発売

速乾性はそのままに塗装面が汚れにくくなり、臭いも軽減

2008年06月11日

  • 工業品関連

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は今春、ウレタン防水材による建物の防水工事で、下地のひび割れ補修に使うシーリング材「クイッ急 NB」を発売した。従来品「クイッ急」の特長である速乾性はそのままに、塗装表面にべたつきを発生させないノンブリードタイプに改良した。さらに有機溶剤のミネラルスピリットを取り除き、臭気も従来より抑えている。

「クイッ急 NB」はウレタン防水材の塗布前に、ひび割れや目地などに充填する下地処理用のシーリング材。速乾性に定評があり、硬化時間が1~2時間と通常のシーリング材の3分の1程度ですむ。施工時間を短縮できるため、居住者の近くで行うマンションのベランダなどの改修工事用としてニーズが高い。また環境にも配慮し、日本シーリング材工業会の認定で、ホルムアルデヒドを放散する建材料では最も放散量が少ないことを示す「F☆☆☆☆」を取得している。

ウレタン防水材は液状の樹脂で、屋上やベランダなどの下地に塗布し、硬化させることで防水層を形成する。複雑な形状の下地でも簡単に施工でき、シームレスな塗膜で仕上がりもきれいなため近年、ビルやマンションの防水改修工事用として需要が伸びている。

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下地処理シーリング材 「クイッ急 NB」

下地処理シーリング材 「クイッ急 NB」