横浜ゴム（株）（社長：南雲忠信）は5月5日から4日間、米国テキサス州ヒューストンで開催される「2008 オフショア・テクノロジー・カンファレンス（OTC.08）」に出展する。OTCは海洋資源開発に使う最新の技術や商品が集結する世界最大規模の展示会。横浜ゴムは、旺盛な石油需要を背景に建設が増加している、海底油田設備向けの商品などを紹介する。

海底油田設備向け商品のひとつは、浮体式海底油田設備などの係留に使う「グローブイ」。ゴム製で主流の鉄製ブイよりも軽く、さびないためメンテナンスも簡単になる。もうひとつは、同じく浮体式海底油田設備でタンカーへの原油輸送に使う「スーパーストリームホース」で、油漏れ対策を強化し、耐久性にも優れるのが特徴。そのほか、空気圧点検の手間を大幅に軽減できる防舷材の空気圧モニタリングシステム「フェンダーウォッチ」の実物展示や、係留システムのシミュレーションソフト「イーアモス」のデモストレーションなどを行う。