きっかけは、横浜ゴムに勤める知人からの誘いでした。高校時代に就職先が決まらず悩んでいたときに、知人から「うちの会社においで」と声をかけてもらいました。正直、そのときは工場で働くイメージが湧きませんでしたが、実際に工場見学をしてみると、一人ひとりが生き生きと仕事をしていて、自分に向いていると感じました。

入社からおよそ9年間、一般作業者として現場で働き、その後作業長、技士になりました。そして現在は職長という役職で、主に作業工程での安全管理を行っています。生産状況や品質管理なども担っていて、入念な作業工程の見直しや設備の安全点検を行うなど細心の注意を払っています。職場のみんなが安心して働ける環境をつくること。それが私のミッションであり、やりがいでもあります。

現在の職場は、立場に関係なく仕事ができる環境だと思います。私が一般作業者だった頃は、役職者と関わる機会がほとんどなく、正直役職者との壁がありました。私自身そんな職場環境を見ていたので、職長になってからは自分から一般作業者に声をかけるよう心がけました。徐々に立場に関係なく、意見や話ができる環境になりました。これからも職場の雰囲気づくりを意識していきたいです。

入社して間もない頃は、体が慣れなかったり友達と休みの予定が合わなかったり、苦労はありました。しかし平日休みのため、どこに行くにも空いていたり、夜勤だと深夜勤務手当がつくなど次第にメリットを感じるように。今では、休みの日に会社の先輩と買い物やご飯に行くなど交替勤務を有効活用しています。

教育体制については、主に「安全」「品質」「環境」「作業」に分かれていて充実しています。メンターによって教え方はさまざまですが、理解できるまで熱心に教えてくれる人が多く、教育後のフォローも手厚いので、着実に身につけられます。

休日は子どもたちと一緒に海釣りに行ったり、公園で遊んだりしてリフレッシュしています。外食も好きなので、さまざまなお店にご飯を食べに行きます。コロナ禍になって外食の回数は減りましたが、最近ではバーベキューをするなど新しい楽しみを見つけるようにしています。

念願だったマイホームと自家用車を、入社10年目に購入しました。仕事で疲れていても我が家に帰るとリラックスできます。休日には子どもたちと車に乗って、いろいろな場所に行けるようになったので楽しみが増えました。ローンの返済は大変ですが、それが仕事をする上でのモチベーションにつながっています。

担当する工程における無災害を維持することが目標です。ここ数年、私が担当している工程で災害が起きていません。これからも現場の安全を意識し、維持していきたいと考えています。そのためには、ただ意見やルールを押しつけるのではなく、仲間一人ひとりの意見に耳を傾けることが大切だと思います。全員で安全な職場をつくっていきたいです。