The next generation of street sports tire =ADVAN A052= (5)

全日本ジムカーナ選手権のデビュー戦となった第6戦のツインリンクもてぎ(南コース)で、PN1とPN2ふたつのクラスでデビューウィンを飾った「ADVAN A052」。快進撃は第7戦・恋の浦でも続き、再びPN1とPN2を制し、PN4でも表彰台を獲得した。全日本ジムカーナ選手権のトップドライバーに聞く「ADVAN A052」、今回は後編をお届けしよう。


誰でもタイムアップ間違い無しですね!! – 箕輪雄介 選手

「ADVAN A052」のデビュー戦となった第6戦のもてぎ、そして続く第7戦の恋の浦。ともにPN1クラスは「ADVAN A052」を装着するロードスターが飾ったが、選手は入れ替わった。その一方、2戦ともに準優勝を飾り、安定した戦いぶりを見せたのが箕輪雄介選手。スズキスイフト、すなわち前輪駆動車を駆る箕輪選手に、「ADVAN A052」のフィーリングをお聞きしてみよう。

PN1クラス|箕輪雄介 選手 (スズキ・スイフト)

「『ADVAN NEOVA AD08R』も縦横のバランスがとても良いタイヤですが、それをさらにワンランクもツーランクも上のレベルに良くしたのが『ADVAN A052』ですね。本当に縦方向はブレーキも良く効くし、横方向はコーナーリングの限界も高くて、走っていて楽なのです。無理をしなくても車がどんどん速く走れる、そして結果的には『ADVAN NEOVA AD08R』に対して秒単位でタイムアップするんです」

前回の本特集企画をご覧いただいた方は、箕輪選手のコメントが同じPN1クラスを戦う斉藤邦夫選手のものとほとんど同じであることにお気づきだろう。しかし、これは決して意図的に話を合わせたのではなく、ましてコンテンツ制作時のミスでもない。別々に「ADVAN A052」のフィーリングをお聞きした結果、前輪駆動車で戦う箕輪選手とマツダ・ロードスターという後輪駆動車で戦う斉藤選手の口から、同じような答えをいただいたのである。

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「第6戦、第7戦ともに暑くなりましたが、“タレ”は一切感じませんでした。第1ヒートと第2ヒートのフィーリング変化も小さくて、『ADVAN A052』は気難しさの無いタイヤであると言えますね。第2ヒートでタイヤに頼りなさを感じるようなことは、全くありませんね」

勝負を決する第2ヒートも、『ADVAN A052』に絶対的な信頼を置いて走れるという箕輪選手。ここで前輪駆動のスイフトに乗る箕輪選手には、マシンのセットアップや乗り方についてもお聞きしてみた。

「セッティングについてはタイヤのグリップが大幅にあがっているので、それに合わせてバネレートを少し高めたり、ダンパーも減衰を少し合わせに行く方向で調整しています。PN1クラスはロードスターも増えてきていますが、FFのスイフトに『ADVAN A052』という組み合わせはリアが若干引っ掛かり気味になることもあって、ターンの難しさがありますね。これはタイヤのグリップが高いがゆえなのですが、僕の場合はフロントに205/45R17、リアに205/50R16を装着しています。この選択のメリットを、今後も最大限に活かしていきたいですね」

最後に箕輪選手にも、“ここがお勧め”というポイントをお聞きして締めくくろう。

「何といっても『ADVAN A052』のお勧めポイントは、バランスの良さに尽きますね。全体的にレベルアップされているので、誰でも装着すればタイムアップすること間違いなしですね!!」



縦のグリップを巧く使うのがコツ – 岡野博史 選手

2016年も引き続きPN4クラスに参戦する岡野博史選手は、マシンをVAB型のスバル・WRX STIにスイッチした。ニューマシンということで開発を進めながらシーズンを戦ってきているが、第7戦の恋の浦では見事に3位表彰台を獲得。これがVAB型のWRX STIにとって、全日本ジムカーナ選手権における初めての表彰台獲得となった。岡野選手にも、まずは「ADVAN A052」の全体的な印象からお聞きしていこう。

PN4クラス|岡野博史 選手 (スバル・WRX STI)

「既にみなさんもご承知の通り、『ADVAN A052』は絶対的なグリップがとても高いです。その上でコントロール性にも優れており、ピークグリップを過ぎてからリアがブレークしたりアンダーステアが出たりするような場合でも、変化のフィーリングが穏やかで急にスッポ抜けたりアンダーステアが出たりということがありません。ステアリングの切り足しも効くし、僕のフィーリングとしては『ADVAN NEOVA AD08R』よりも『ADVAN A050』に近い感じさえしています」

このように「ADVAN A052」の高いポテンシャルを絶賛する岡野選手。では、装着することによってマシンのセットアップやドライビングには大きな変化があるのだろうか。

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「これまでそんなに大がかりなことはやっていませんが、空気圧やダンパーなどを細かく変えてみて色々なデータを採っています。これから、さらにどんどん煮詰めていく感じですね。走らせ方は大きく変わることはありませんが、『ADVAN A052』を巧く使うコツをひとつ挙げると縦のグリップを使うことを意識してみると良いでしょう。一方ではリアがロックしにくくなるので、サイドターンは難しくなることも頭に入れておくべきです。これらを含めてセッティングを考えると、良い答えへの早道になるでしょうね」

着実なマシンの進化、そして走りを支える「ADVAN A052」。岡野選手にも最後に「ADVAN A052」の“ここがお勧め”というポイントをお聞きして締めくくろう。

「それはやはり、縦方向のグリップが相当なレベルで向上していることに尽きますね。次世代のストリートスポーツラジアルを謳う『ADVAN A052』ですが、同じストリートスポーツラジアルの『ADVAN NEOVA AD08R』の延長線上にあるという感じではなく、全く上の異なる次元にある感じなのです」



全日本ジムカーナ選手権を戦うトップドライバーたちも、太鼓判を押した「ADVAN A052」の優れたポテンシャル。さらに競技で有効な絶対的な性能に加え、摩耗性能や街乗りでの快適性も高次元でバランスされているのが大きな特徴だ。既にご紹介している通り、「ADVAN A052」はヨーロッパの規格に適合する高い環境性能も有する次世代のストリートスポーツラジアルタイヤ。全日本から地区戦までジムカーナを戦うすべてのみなさんに、そのポテンシャルをぜひ体験していただきたい。
 
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