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ADVAN CHALLENGE – SUPER GT (GT500 Class)
大観衆の声援がサーキットを包む中、栄光のウィニングチェッカーを受けた「ADVAN」。
2005年、この年に発足したSUPER GTの記念すべき初戦を制したのは「ADVAN」だった。世界のメジャーレースの中でも、いまや複数のタイヤメーカーが競い合うカテゴリーは数少ない。SUPER GTはタイヤコンペティションで行われており、タイヤにとってもそのパフォーマンスに注目が集まる戦いの舞台である。
前身の全日本GT選手権時代から「ADVAN」にとって飽くなきチャレンジの舞台であるSUPER GT、そのトップクラスであるGT500に2023年も2チームが挑む。ともに随所で速さを見せているが、2016年を最後に優勝には届いていない。「今年こそ」の思いを改めて強く胸に抱き、7年ぶりの勝利を目指して。チームと「ADVAN」の強力なタッグが日本全国のサーキットを駆け抜けていく。
Team Profile – KONDO Racing Team
エントラント名:KONDO RACING
ゼッケン:24
車両:リアライズコーポレーション ADVAN Z
監督:近藤真彦
ドライバー:佐々木大樹 / 平手晃平
近藤真彦監督が率いるKONDO Racing Teamは、1984年に自らドライバーとしてレース活動を開始した近藤監督が2000年に立ち上げたチームだ。SUPER GTには2005年から参戦を開始、その初年度から現在まで一貫して「ADVAN」とともに戦っている。参戦翌年には初優勝を飾り、GT-RやフェアレディZといった日産車で幾多の名勝負を繰り広げてきた。
2023年はドライバーに、佐々木大樹選手と平手晃平選手のふたりを起用。佐々木選手は学生時代に日産の若手育成プロジェクトに選出された経歴を有し、SUPER GTへの参戦は2023年で12年目を数える。GT500クラスには2014年にステップアップを果たし、KONDO Racing Teamでことし3年目のシーズンを迎えることとなった。平手選手は海外でのレース経験も豊富で、SUPER GTには2008年からの参戦。KONDO Racing Teamからは2年連続でのGT500クラス参戦となり、自身9回目のGT500クラス優勝を目指す。
Team Profile – Racing Project BANDOH
エントラント名:TGR TEAM WedsSport BANDOH
ゼッケン:19
車両:WedsSport ADVAN GR Supra
監督:坂東正敬
ドライバー:国本雄資 / 阪口晴南
Racing Project BANDOHを率いるのは、闘将として人気の坂東正敬監督。父である正明氏が興したチームを継承し、チームとしては前身の全日本GT選手権時代から通算で27年目のGT挑戦のシーズンとなる。GT500クラスにステップアップしたのは2011年、トヨタ陣営の一員として戦いを続けてきた。マシンは2020年からGRスープラを使用、2022年には全8戦中4戦でポールポジションを獲得する速さを見せた。
2023年のドライバーラインアップは、昨年に引き続き国本雄資選手と阪口晴南選手を起用。国本選手は2009年からSUPER GTに参戦、2012年にGT500クラスへステップアップを果たしRacing Project BANDOHでは4年目のシーズンを迎えた。阪口選手は祖父や叔父がレーシングドライバー、父はレースメカニックというレース一家に育ち、SUPER GTには2019年からの参戦。Racing Project BANDOHからは、2年連続でのGT500への出場となる。