次に部門別の業績についてご説明します。
タイヤ事業の売上高は前年同期比25億円（0.6％）減の4,446億円、営業利益は同208億円（91.9％）増の434億円となりました。国内新車用はエコカー販売が好調だったこと、国内市販用はスタッドレスタイヤの新商品の販売が増加したことなどで売り上げを伸ばしましたが、後半には中国の問題などによる海外での販売減やエコカー補助金終了の影響などのため減収となりました。しかし、営業利益は国内外での値上げなどにより増益となりました。

工業品事業の売上高は前年同期比53億円（6.1％）増の919億円、営業利益は同26億円（104.6％）増の51億円となりました。自動車向けホースが好調に推移したほか、マリンホースやコンベヤベルトも販売を伸ばし、増収増益となりました。

航空部品、ゴルフ用品などのその他の事業の売上高は前年同期比9億円（3.9％）減の233億円、営業利益は同4億円（25.9％）減の13億円となりました。民間航空機向け化粧室ユニットの売り上げは堅調でしたが、航空部品全体では減収となりました。ゴルフ用品も不振により減収減益となりました。