次に財務状況のご説明です。
資産合計は2012年12月末で5,438億円となり、前期末（2011年12月末）に比べ420億円増加しました。流動資産は前期末比114億円増加し2,688億円となりました。この主因は売上債権と棚卸資産の増加ですが、いずれも期末の為替レートが円安水準で推移したことにより外貨建て資産の評価額が増加したことによります。固定資産は前期末比307億円増加し2,750億円となりました。為替の影響により有形固定資産が114億円増加したこと、株価上昇により投資有価証券が164億円増加したことが主因です。

負債は前期末比10億円減少し3,325億円となりました。利益の増加に伴い未払い法人税等が増加しましたが、有利子負債が157億円減少したことによります。

純資産は前期末比431億円増加し2,113億円となりました。当期純利益を326億円計上したことに加え、株価上昇によりその他有価証券評価差額金が前期末比90億円増加、円安に伴い為替換算調整勘定が同115億円増加したことが要因です。