2017 Macau Touring Car Cup Summary Report

【Macau Touring Car Cup/ギア(マカオ)】

タフなウェット路面でアクシデントも発生した決勝、
ヨコハマタイヤ勢が2つのクラスでともに優勝を獲得!!

Macau Touring Car Cup

開催日 2017年11月16日-19日
開催場所 ギア・サーキット
(マカオ)
天候 決勝レース : 雨
路面 決勝レース : ウェット
決勝周回数 8周
(1周=6,120km)
Macau Touring Car Cup

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例年地元マカオや香港など、アジアから多くのドライバーが争うツーリングカーレースは、2017年から『Road Sport Challenge』がCTMマカオ・ツーリングカーカップの『オーバー1950cc』クラスに、『Touring Car Cup』が『1600ccターボ』クラスに名称が改められた。両クラスとも、タイヤコンペティションが存在するレースとなっている。

11月16日(木)にはそれぞれのクラスでフリープラクティスが行われ、1600ccターボクラスではコハマタイヤを装着するプジョー・RCZのポール・プン・タク・チュン選手が2分40秒330を記録しトップタイム。一方、オーバー1950ccクラスは、ヨコハマタイヤを履く三菱・ランサーをドライブするレオン・イアン・ベング選手が2分35秒902というタイムを記録しこちらもトップタイムで終えた。

翌11月17日(金)には10時20分から1600ccターボクラスの予選が、12時42分からオーバー1950ccクラスの予選が行われ1600ccターボクラスでは、ポール・プン・タク・チュン選手がフリープラクティスの好調をそのままに、2分35秒510までタイムを伸ばしポールポジションを獲得。一方オーバー1950ccクラスでは、二度の赤旗中断が発生する中、レオン・イアン・ベング選手が2番手につけた。

11月18日(土)はCTMマカオ・ツーリングカーカップのイベントはなく、11月19日(日)の9時から12周の予定で決勝レースが行われた。このレースのみ、オーバー1950ccクラスと1600ccターボクラスが混走となる。

ただ、決勝日は朝から雨が降っており、ウエットコンディションに。2周のセーフティカーランの後にスタートが切られたが、序盤鋭いトラクションでトップを奪ったのは、ヨコハマタイヤ装着のレオン・イアン・ベング選手。

雨をものともしない力強い走りでリードを広げるが、雨が止み始めコースが乾いてくると、周回遅れやスピン、クラッシュが増え始め、レオン・イアン・ベング選手の目の前でも周回遅れがスピンしてしまう。このパーツがレオン・イアン・ベング選手のマシンにも飛散し、たまらずスピン。クラッシュしてしまった。

しかし、直後にドナ・マリア・ベンドでクラッシュが起きコースを塞いでしまったため、レースは赤旗中断のまま終了。8周終了時の順位が結果となり、レオン・イアン・ベング選手が優勝を飾った。

1600ccターボクラスは、ヨコハマタイヤを装着するポール・プン・タク・チュン選手、シボレー・クルーズのジェロニモ・バダラコ選手が2&3番手。5周目にクラス首位のマシンがリスボア・ベンドの手前でトラブルのためストップすると、ポール・プン・タク・チュン選手がトップに躍り出た。

しかし7周目、バダタコ選手がプン・タク・チュン選手をかわしトップに浮上し、そのまま逃げ切り。ヨコハマタイヤ装着車が1600ccクラスでワン・ツー・フィニッシュを飾っている。