2004年度決算と2005年度の方針   YOKOHAMA

2004年度決算の概要
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経営環境と主な施策
損益の状況
部門別の状況
2005年度の計画と今後の事業戦略
2005年度計画
部門別の売上・利益計画
~タイヤ~
グローバルな販売強化策を展開
アジアを中心に生産力を拡大
タイにPC・LT工場を建設
アジアを中心に増産を継続
~MB~
ホース配管・ハマタイト・スポーツ
工業資材・航空部品
R&D戦略の推進
研究開発活動の取り組み
2005年度計画と「GD・10」
「GD・10」1-5-8の進捗状況
良いモノを、安く、タイムリーに

 10年後に目指す企業像とそのための戦略をまとめた「グランドデザイン(GD・10)」を2003年度からスタートさせ、2005年度の財務目標として総資産1回転、売上高成長率5%、営業利益率8%を掲げてきました。

 今回の2005年度見通しとグランドデザインを比較します。総資産回転率、売上高成長率はクリアできそうですが、営業利益率は5.4%で2.6ポイント届きません。

 また、グランドデザインでは売上高4,600億円でしたが、2005年度計画は4,450億円で150億円足りません。タイヤは3,100億円に対し3,280億円で180億円上回っていますが、MBは1,500億円に対し1,170億円で330億円の未達です。営業利益も350億円の目標に対し、2005年度の計画が240億円で110億円足りません。タイヤで25億円不足、MBで85億円の不足です。残念ながら、GD・10策定時に想定しなかった原材料の高騰や円高などの外部環境の悪化により、当初の目標数値は達成が難しくなりました。

 原材料価格と為替の影響ですが、為替レートは2002年度当時USドル125円でしたが2005年度計画は105円で円高となっています。この影響で、売上高タイヤ150億円、MB30億円、合計180億円の悪化要因となっています。

 営業利益では原材料価格の高騰が大きく影響しました。原材料価格は2003年度から2004年度で90億円アップしましたが、2005年度はさらに増え100億円アップの見込みです。2002年度からではタイヤ220億円、MB25億円で、合計245億円が原材料価格の上昇による悪化です。さらに為替の影響が45億円あり、これを合わせると290億円が2002年度当時に想定できなかった営業利益の悪化要因です。

 有利子負債は1,600億円を目標に進めてきた結果、2003年度、2004年度ともに1,600億円を下回っています。2005年度はいろいろな投資が重なるので、1,600億円を少しオーバーしますが、常に1,600億円を目標に努力していきます。
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